ココスジャパン、優待休止でストップ安
4月15日、ジャスダック上場のココスジャパン(9943)が株主優待の休止を発表しました。
詳細は以下の通りです。
株主優待の内容
(休止になった優待)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日・9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容(食事券)
・100株以上・・・500円券×2枚
・200株以上・・・500円券×4枚
・500株以上・・・500円券×12枚
・1,000株以上・・・500円券×24枚
(3)株主優待の内容(割引カード)
・100株以上・・・5%割引
・200株以上・・・10%割引
ココスジャパンの株主優待は食事券と飲食代の割引カードです。毎年3月末・9月末の株主は年2回、優待がもらえました。
2019年9月の優待から休止となります。3月の優待は実施されます。
ココスジャパン月足チャート
4月16日終値1,738円。500円ストップ安でした。約4年前の水準に戻っています。
優待休止のインパクトは大きいです。
なお、今回の優待休止は、親会社ゼンショーホールディングスによる完全子会社化への準備と予想する声があります。
例えば、株式交換による完全子会社化を選択した場合、優待廃止と同時に発表するよりも、先に優待を取りやめて株価を下げてから完全子会社化した方が、親会社にとって有利な比率にしやすいです。
もちろん、株主優待の存在は、株価を“かさ上げ”する効果があるので、休止にすることで適正な水準に戻しただけ、という考えもあります。
いずれにしても、ココスジャパンの株価が安くなったときに何か動きがあるかもしれません。
ゼンショーホールディングスの決算発表が5月14日14時(予定)に行われるので、そこまで待つ選択はアリかなと。
セオリーでは、「優待廃止=保有株売却」なんですが、管理人が株主であれば、待ってみたい気持ちになると思います。その判断が正解かわかりませんが・・・。