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ソフトバンクの株式分割と配当金、優待新設、株主への影響について

2024年4月25日、東証プライム上場のソフトバンク(9434)が株式分割を発表しました。

ソフトバンクの株式分割の主なポイントについて

・株式分割は「1→10」
・2025年3月期の期末配当から影響あり
・2026年3月優待はPayPayポイント

詳細は以下の通りです。

ソフトバンクの株式分割の詳細について

ソフトバンクは2024年9月30日を基準日として、「1→10」の株式分割を行います。

現在100株の株主は、株式分割によって1,000株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。

ソフトバンクの分割前の株価が2,000円のケース

(分割前)株価2,000円×100株=(分割後)株価200円×1,000株=資金20万円

株数が10倍に増えても株価が10分の1になるので、投資資金は20万円で変わりません。

2024年9月27日から株価が10分の1になります。26日(木)までが分割前の株価、27日(金)から分割後の株価です。

ソフトバンクの配当金への影響について

ソフトバンクの配当金への影響について

ソフトバンクは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。

ソフトバンクの配当金について

・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株43円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株43円
・2025年3月期の中間配当(24年9月)・・・1株43円
・2025年3月期の期末配当(25年3月)・・・1株4.3円

2025年3月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。1株4.3円を予定しています。株式分割前で1株43円になるので、実質的な変更はありません。

分割前100株の株主(2024年3月期の期末配当、2025年3月期の中間配当)

配当金43円×100株=4,300円

分割前100株の株主の場合、配当金は4,300円(税込)もらえます。

分割後1,000株の株主(2025年3月期の期末配当)

配当金4.3円×1,000株=4,300円

同じ株主が2025年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は変わりません。

分割後100株の株主(2025年3月期の期末配当)

配当金4.3円×100株=430円

分割後に100株買った株主は、配当金が430円(税込)もらえます。

2025年3月期の中間配当の権利付き最終日は2024年9月26日(木)、期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。

ソフトバンクの株主優待について

(PayPayポイント)2026年3月開始

(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、100株以上を1年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・PayPayポイント1,000ポイント

ソフトバンクの株主優待はPayPayポイントです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。2026年3月優待から新制度が適用されます。

ソフトバンクの株主優待は継続保有期間1年以上の条件が付きます。権利付き最終日は2025年3月27日(水)です。優待がほしい方は、2025年3月27日までにソフトバンクの株を買って、2026年3月27日(金)まで株主を続けると優待の権利がもらえます。

ソフトバンクの優待をもらうための投資資金について

株価200円×100株=20,000円(1,000ポイント)

分割後の株価が200円の場合です。ソフトバンクの優待をもらうためには、2万円の資金が必要です。

2万円で1,000ポイントもらえるので、優待利回りは5%になります。ソフトバンクを100株だけ買って、PayPayポイントをもらう優待投資家が増えそうです。

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