メタルアートのTOBによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格7,600円)
2026年5月14日、東証プライム上場のスパークス・グループ(8739)のファンドとダイハツ工業は、スタンダード上場のメタルアート(5644)に対して、株式公開買付け(TOB)を実施すると発表しました。
メタルアートのTOB:完全子会社化による上場廃止
この取引は、スパークス・グループのファンドとダイハツ工業が連携して一般株主の持つ株式を買い取り、メタルアートを完全に子会社化することを目的としています。今回の買い付けが成立し、その後の手続きが進めば、メタルアートの株式は上場廃止となる見込みです。
株主の方が保有する株式を売却して利益を確定させるには、決められた期間内に今回のTOBに応募するか、株式市場で売却するかの2つの方法があります。
TOBの条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):7,600円
2. 買付期間(TOB期間):2026年5月15日(金)から2026年6月25日(木)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年7月2日(木)
4. 買付予定数(下限):867,000株
5. 公開買付代理人:野村證券
6. 配当:2027年3月期の配当はTOB成立を条件に無配となる
メタルアートの株価見通し
TOB発表当日(5月14日)の終値は5,480円でした。TOB価格の7,600円は終値を大幅に上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止までTOB価格近辺で推移することが予想されます。
メタルアートのTOBに応募するメリット
今回のTOBに応募するメリットは、これからの株価の動きを心配することなく、TOB価格である1株7,600円で確実に株式を売却できることです。
手続きを進めるには、メタルアートの株式を預けている証券会社から、今回の窓口となる野村證券へ株式を移し、応募の手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年7月2日(木)以降に株式の売却代金が支払われる予定です。
TOBによる配当への影響
メタルアートは3月決算企業です。配当の基準日は毎年9月末(中間配当)と3月末(期末配当)に設定されています。
2027年3月期の配当については、TOB成立を条件に中間・期末ともに無配となる予定です。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
メタルアートのTOBと株主への影響
TOB価格の7,600円は、直近数年間の高値を大きく上回る水準です。これにより、多くの株主にとって有利な価格で利益を確定できる状況となります。メタルアートの上場廃止が決定することで、株主は保有株式の売却により最終的な損益を確定させることになります。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として野村證券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
(2)5月15日(金)から18日(月)にかけて、ストップ高比例配分が続く可能性が高いです。市場でスムーズに売却できるのは、株価がTOB価格に近づく5月19日(火)以降になる見通しです。








