三井住建道路のTOBによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格2,000円)
2026年3月9日(月)、東証プライム上場のインフロニア・ホールディングス(5076)は子会社である三井住友建設を通じて、三井住建道路(1776)に対してTOB(株式公開買付け)を実施すると発表しました。
三井住建道路のTOB:完全子会社化による上場廃止
このTOBは、親会社であるインフロニア・ホールディングスが子会社の三井住友建設株式会社を通じて、一般株主の保有する株式を取得し、完全子会社化することを目的としています。TOBが成立し、その後の一連の手続が完了すれば、三井住建道路は上場廃止となる見込みです。
株主が保有株を売却するには、指定の期間内にTOBに応募する方法と、株式市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOB条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):2,000円
2. 買付期間(TOB期間):2026年3月10日(火)から2026年4月21日(火)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年4月28日(火)
4. 買付予定数(下限):1,203,500株
5. 公開買付代理人:大和証券
6. 配当:2026年3月期の期末配当は無配(0円)へ修正
三井住建道路の株価見通し
TOB発表前(3月9日)の終値は1,592円でした。TOB価格の2,000円は終値を大幅に上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止まで2,000円近辺で推移することが予想されます。
TOBに応募するメリット
三井住建道路のTOBに応募するメリットは、今後の市場価格の変動に左右されず、TOB価格である1株2,000円で確実に株式を売却できることです。
具体的には、三井住建道路の株式を保有している証券会社から、大和証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年4月28日(火)以降に買付代金が支払われる予定です。
TOBによる配当への影響
三井住建道路は3月決算企業で、期末に配当を一括で支払います。配当の基準日は毎年3月末に設定されています。
2026年3月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配(0円)となる予定です。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
三井住建道路のTOBと株主への影響
TOB価格の2,000円は、2026年2月高値である1,707円を上回る水準です。これにより、多くの株主にとって有利な価格で利益を確定できる状況となります。三井住建道路の上場廃止が決定することで、株主は保有株式の売却により最終的な損益を確定させることになります。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として大和証券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
(2)3月10日以降に株式市場で売却できます。








