神東塗料の株式交換による上場廃止と株主の影響について(2027年2月22日廃止)
東証プライム上場の大日本塗料(証券コード:4611)は、2026年11月6日(金)、東証スタンダード上場の子会社である神東塗料(証券コード:4615)を株式交換により完全子会社化することを発表しました。
神東塗料の株式交換による上場廃止の概要とスケジュール
神東塗料は2027年2月22日(月)に上場廃止となる予定です。最終売買日は2月19日(金)です。
株式交換比率は、大日本塗料の株式1に対して、神東塗料の株式0.0824です。上場廃止後、神東塗料の株主には、保有する普通株式に代わって大日本塗料の普通株式が割り当てられます。
例えば、神東塗料の株式を100株保有していた場合、大日本塗料の株式8.24株が交付されます。この場合、交付される株式は単元未満株(100株未満)として扱われることになります。
単元未満株の取り扱いについて
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券など、単元未満株の売買サービスを提供するネット証券を利用することで買増しや売却等の取り扱いが可能です。また、単元未満株であっても保有株数に応じて大日本塗料の配当を受け取れます。
あわせて、大日本塗料に対して、保有する単元未満株の買取請求を行うことも可能です。
端数(1株未満)の取り扱いについて
神東塗料の株主は、上場廃止後に1株に満たない「端数(はすう)」が生じる場合があります。端数は一括で売却されて、株主に売却代金が支払われる予定です。
神東塗料 100株の株主の変化について
・ 上場廃止前:神東塗料 100株
・ 上場廃止後:大日本塗料 8株 + 現金480円(端数0.24株の売却代金)
仮に、売却時の大日本塗料の株価が2,000円の場合、端数0.24株が売却されて、現金480円が交付されます。
大日本塗料と神東塗料の株価見通し
2026年11月9日(月)以降、両社の株価は交換比率を織り込むように近づく傾向が見られます。この現象はサヤ寄せと呼ばれます。
2026年11月6日(金)の終値時点で、大日本塗料は1,787円、神東塗料は151円でした。この終値を基準とすると、交換比率(大日本塗料 1:神東塗料 0.0824)に基づく神東塗料の理論株価(147.2488円)に対し、実際の株価は約3.75円割高であると計算されます。
ただし、市場の変動により、両社の株価は交換比率に沿って上下しながら、徐々にサヤ寄せが進むと予想されます。
サヤ寄せによる株価の調整が終わると、両社の株価は交換比率に基づいた水準で連動するようになります。大日本塗料の株価の上下は、神東塗料の株価にも同様の影響を及ぼし、この傾向が上場廃止まで続きます。
株式交換のまとめ
神東塗料の臨時株主総会は、株式交換契約の承認を目的として、2027年1月15日(金)に開催される予定です。株主に向けて詳細な説明が行われる見込みです。






