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高島屋の株式分割は8/29、配当金、優待拡充、株主への影響について

高島屋の株式分割の主なポイントについて

2024年4月12日、東証プライム上場の高島屋(8233)が株式分割を発表しました。

・株式分割は「1→2」
・2025年2月期の期末配当から影響あり
・2025年2月優待から新制度(拡充)

詳細は以下の通りです。

高島屋の株式分割の詳細について

高島屋は2024年8月31日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。

現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。

(分割前)株価2,400円×100株=(分割後)株価1,200円×200株=資金24万円

株数が2倍に増えても株価が2分の1になるので、投資資金は24万円で変わりません。

2024年8月29日から株価が2分の1になります。28日(水)までが分割前の株価、29日(木)から分割後の株価です。

高島屋の配当金への影響について

高島屋の配当金への影響について

高島屋は2月決算企業です。毎年8月末に中間配当、翌年2月末に期末配当の権利がもらえます。

高島屋の配当金について

・2024年2月期の中間配当(23年8月)・・・1株17円
・2024年2月期の期末配当(24年2月)・・・1株20円
・2025年2月期の中間配当(24年8月)・・・1株20円
・2025年2月期の期末配当(25年2月)・・・1株10円

2025年2月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。1株10円を予定しています。株式分割前で1株20円になるので、前期の期末配当と変わりません。

分割前100株の株主(2024年2月期の期末配当、2025年2月期の中間配当)

配当金20円×100株=2,000円

分割前100株の株主の場合、配当金は2,000円(税込)もらえます。

分割後200株の株主(2025年2月期の期末配当)

配当金10円×200株=2,000円

同じ株主が2025年2月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は変わりません。

2025年2月期の中間配当の権利付き最終日は2024年8月28日(水)、期末配当の権利付き最終日は2025年2月26日(水)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。

高島屋の株主優待について

(割引カード)分割前:2024年8月優待まで

(1)対象となる株主・・・毎年2月末、8月末の株主名簿の記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・割引カード(10%):上限30万円
・500株以上・・・割引カード(10%):上限なし

(割引カード)分割後:2025年2月優待から

(1)対象となる株主・・・毎年2月末、8月末の株主名簿の記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・割引カード(10%):上限15万円
・200株以上・・・割引カード(10%):上限30万円
・1,000株以上・・・割引カード(10%):上限なし

高島屋の株主優待は割引カードです。毎年2月末および8月末の株主は年2回、優待がもらえます。保有株数に応じて、割引できる買物の限度額が設定されています。2024年8月優待は分割前の株主が対象です。

2025年2月優待から新制度が適用されます。新制度では、「分割後100株以上200株未満」の株主向けが新設されました。割引カードは同じで上限が15万円までになります。既存株主の優待内容は変わりません。

高島屋の優待をもらうための投資資金について(分割後)

・株価1,200円×100株=12万円(上限15万円)
・株価1,200円×200株=24万円(上限30万円)
・株価1,200円×1,000株=120万円(上限なし)

分割後の株価が1,200円の場合です。高島屋の優待をもらうためには12万円以上の資金が必要です。

2024年8月優待の権利付き最終日は2024年8月28日(水)、2025年2月優待の権利付き最終日は2025年2月26日(水)です。優待がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。

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