日立製作所の株式分割は6/27、配当金、株主への影響について
2024年4月26日、東証プライム上場の日立製作所(6501)が株式分割を発表しました。
日立製作所の株式分割の主なポイントについて
・株主の保有株が5倍に増加し、株価は5分の1になる
・2025年3月期の中間配当から分割後の金額になる
詳細は以下の通りです。
日立製作所の株式分割の詳細について
日立製作所は2024年6月30日を基準日として、「1→5」の株式分割を行いました。
分割前で100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
日立製作所の分割前の株価が18,000円のケース
(分割前)株価18,000円×100株=(分割後)株価3,600円×500株=資金180万円
株数が5倍に増えても株価が5分の1になるので、投資資金は180万円で変わりません。
2024年6月27日から株価が5分の1になりました。26日(水)までが分割前の株価、27日(木)から分割後の株価です。
日立製作所の配当金への影響について
日立製作所は3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
日立製作所の配当金について
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株80円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株100円
・2025年3月期の中間配当(24年9月)・・・1株20円(仮)
2024年3月期の期末配当については、1株100円に決定しました。
2025年3月期の中間配当から分割後の株主が対象になります。具体的な金額については未定です。
分割前100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金100円×100株=10,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は1万円(税込)もらえます。
分割後500株の株主(2025年3月期の中間配当)
配当金20円×500株=10,000円
同じ株主が2025年3月期の中間配当をもらうケースです。仮に同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は前期の期末配当と変わりません。
ただし、日立製作所は業績の変動に応じて配当金額も修正されます。今後、株式分割を考慮した配当金額が発表されるでしょう。
2025年3月期の中間配当の権利付き最終日は2024年9月26日(木)です。配当金がほしい方は、9月26日までに買えば間に合います。