三井住友トラスト・ホールディングスの株式分割と配当金、株主への影響について
三井住友トラスト・ホールディングスの株式分割の主なポイントについて
2023年11月28日、東証プライム上場の三井住友トラスト・ホールディングス(8309)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→2」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
三井住友トラスト・ホールディングスの株式分割の詳細について
三井住友トラスト・ホールディングスは、2023年12月31日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価6,000円×100株=(分割後)株価3,000円×200株=資金60万円
株数が2倍に増えても株価が2分の1になるので、投資資金は60万円で変わりません。
2023年12月28日から株価が2分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
三井住友トラスト・ホールディングスの配当金への影響について
三井住友トラスト・ホールディングスは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
三井住友トラスト・ホールディングスの配当金について
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株110円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株55円
2024年3月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。期末配当は1株55円です。株式分割前で1株110円ですから、中間配当と実質的に変わりません。
分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)
配当金110円×100株=11,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は11,000円(税込)もらえます。
分割後200株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金55円×200株=11,000円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても、株数が2倍に増えているので、もらえる金額は中間配当と変わりません。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金55円×100株=5,500円
分割後に100株買った株主は、配当金が5,500円(税込)もらえます。
次回、2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。