アドバンテストの株式分割と配当金、株主への影響について
アドバンテストの株式分割の主なポイントについて
2023年5月19日、東証プライム上場のアドバンテスト(6857)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→4」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
アドバンテストの株式分割の詳細について
アドバンテストは、2023年9月30日を基準日として、「1→4」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって400株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
（分割前）株価16,000円×100株＝（分割後）株価4,000円×400株＝資金160万円
株数が4倍に増えても、株価が4分の1になるので、投資資金は160万円で変わりません。
2023年9月28日から株価が4分の1になります。27日（水）までが分割前の株価、28日（木）から分割後の株価です。
アドバンテストの配当金への影響について
アドバンテストは3月決算企業です。毎年9月に中間配当、翌年3月に期末配当の権利がもらえます。
アドバンテストの配当金について
・2023年3月期の中間配当（22年9月）・・・1株65円
・2023年3月期の期末配当（23年3月）・・・1株70円
・2024年3月期の中間配当（23年9月）・・・1株65円
・2024年3月期の期末配当（24年3月）・・・未定
2024年3月期の期末配当から、分割後の株主が対象になります。仮に、前期と同じ水準であれば、1株17.5円になると思われます。
分割前100株の株主（2024年3月期の中間配当）
配当金65円×100株＝6,500円
分割前100株の株主の場合、配当金は6,500円（税込）もらえます。
分割後400株の株主（2024年3月期の期末配当）
配当金17.5円×400株＝7,000円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株17.5円で計算しました。
1株あたりの配当金が減っても、株数が4倍に増えているので、もらえる金額は前期と変わりません。
分割後100株の株主（2024年3月期の期末配当）
配当金17.5円×100株＝1,750円
分割後に100株買った株主は、配当金が1,750円（税込）もらえます。1株17.5円で計算しました。
次回、2024年3月期の中間配当の権利付き最終日は2023年9月27日（水）です。期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日（水）です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。
