四電工の株式分割は9/27、配当金、株主への影響について
2024年7月31日、東証プライム上場の四電工(1939)が株式分割を発表しました。
四電工の株式分割の主なポイントについて
・株主の保有株が3倍に増加し、株価は3分の1になる
・2025年3月期の期末配当から分割後の金額になる
詳細は以下の通りです。
四電工の株式分割の詳細について
四電工(よんでんこう)は2024年9月30日を基準日として、「1→3」の株式分割を行いました。
分割前で100株の株主は、株式分割によって300株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
四電工の分割前の株価が3,900円のケース
(分割前)株価3,900円×100株=(分割後)株価1,300円×300株=資金39万円
株数が3倍に増えても株価が3分の1になるので、投資資金は39万円で変わりません。
2024年9月27日から株価が3分の1になりました。26日(木)までが分割前の株価、27日(金)から分割後の株価です。
四電工の配当金への影響について
四電工は3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
四電工の配当金について
・2025年3月期の中間配当(24年9月)・・・1株75円
・2025年3月期の期末配当(25年3月)・・・1株25円(分割後)
2025年3月期の中間配当については、1株75円に増額修正されました。前回予想は1株70円でした。
期末配当から分割後の株主が対象になります。株式分割に合わせて、1株25円に修正されました。こちらも前回予想は1株70円でした。
株式分割前で1株75円になるので、中間配当と実質的に変わりません。
分割前で配当金を計算すると、中間配当75円、期末配当75円、年間配当150円です。
分割前100株の株主(2025年3月期の中間配当)
配当金75円×100株=7,500円
分割前100株の株主の場合、配当金は7,500円(税込)もらえます。
分割後300株の株主(2025年3月期の期末配当)
配当金25円×300株=7,500円
同じ株主が2025年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は中間配当と変わりません。
2025年3月期の中間配当の権利付き最終日は2024年9月26日(木)、期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。