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ビジョナリーHDが株価急落、有報未提出で監理銘柄(確認中)に指定される(提出期限2023年6月13日)

2023.06.01

ビジョナリーホールディングスの株価急落の理由について

2023年5月31日18時20分、メガネスーパーでおなじみ、東証スタンダード上場のビジョナリーホールディングス(9263)が2023年4月期第3四半期報告書を期限までに提出できないと発表しました。

東京証券取引所はこれを受けて、ビジョナリーホールディングスを監理銘柄(確認中)に指定しました。上場廃止の恐れがあるため、投資家に対して注意喚起しています。

・2月下旬~3月中旬(第3四半期発表)
・2023年3月17日(提出期限)・・・延長申請、承認
・2023年6月1日(延長後の提出期限)・・・間に合わない←今ココ
・2023年6月13日(提出期限)・・・最後の締め切り
・間に合わない・・・上場廃止

ビジョナリーホールディングスは4月決算企業です。4月決算企業の第3四半期発表は毎年2月下旬から3月中旬に行われます。その後、四半期報告書(有価証券報告書)を提出する流れです。

ビジョナリーホールディングスは3月17日の提出期限に間に合わなかったので延長申請を行いました。ところが、延長後の提出期限にも間に合わないため、今回の発表になりました。

最後の締め切りである6月13日に間に合わないと、ビジョナリーホールディングスの上場廃止が決定します。

ビジョナリーホールディングスの今後の見通しについて

現時点では、2023年6月13日までには提出することを予定しておりますが、2023年4月期第3四半期報告書及び2023年4月期第3四半期決算短信の具体的な提出時期について未定です。

会社発表の「今後の見通し」はご覧の通りです。

仮に間に合わないと、株価が急落して上場廃止を前提とした水準になります。逆に間に合えば安心感から株価が上昇します。

すでに第三者委員会の調査報告書を受け取っていますし、「6月13日までには提出することを予定している」とコメントしているので、期限までには間に合うのでしょう。

ビジョナリーホールディングス日足チャート

ビジョナリーホールディングス日足チャート

6月1日:始値111円、高値116円、安値101円、終値104円、出来高421万7500株

6月1日終値104円。前日比47円安(-31.13%)でした。この日の全市場の値下がり率第1位です。

上場廃止リスクを避けるために、株主の処分売りが殺到しました。後場になると、情報を知った株主による売り注文が増加し、12時42分からストップ安売り気配になります。その後、14時49分に寄り付いて、なんとか104円まで戻しました。

ビジョナリーホールディングスの株主は、株主優待がもらえます。一般的に、優待銘柄は値下がりすると優待狙いの買い注文が増えるので、株価は下げ止まります。しかし、上場廃止になると優待も廃止されることから、株価を下支えすることができていません。

逆に、優待投資家が保有株を手放していると思われます。株主優待よりも投資資金の回収を優先したのでしょう。

続きはこちら(ビジョナリーHD、有報が提出期限に間に合う)

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