エネチェンジが有報未提出で監理銘柄(確認中)に指定される(提出期限2024年7月10日)
2024年6月27日取引終了後、東証グロース上場のENECHANGE(4169)が2023年12月期の有価証券報告書を期限までに提出できないと発表しました。
エネチェンジが上場廃止になる可能性について
東京証券取引所はこれを受けて、エネチェンジを監理銘柄(確認中)に指定しました。上場廃止のおそれがあるため、投資家に対して注意喚起を行っています。
・2024年1月下旬~2月中旬(本決算発表)・・・済
・2024年4月1日(提出期限)・・・延長申請
・2024年6月28日(延長後の提出期限)・・・間に合わない←今ココ
・2024年7月10日(提出期限)・・・最後の締め切り
・間に合わない・・・上場廃止
エネチェンジは12月決算企業です。12月決算企業の本決算発表は毎年1月下旬から2月中旬に行われます。その後、有価証券報告書を提出する流れです。
エネチェンジは決算発表を2月9日に行いましたが、有価証券報告書が4月1日の提出期限に間に合わないので、延長申請を行って承認されました。
ところが、延長後の提出期限である6月28日にも間に合わなくなったので、今回の発表となりました。
最後の締め切りである7月10日に間に合わないと、エネチェンジの上場廃止が決定します。
エネチェンジの今後の見通しについて
当社は、当該有価証券報告書の提出遅延によって整理銘柄へ指定され上場廃止となることを回避することはもとより、すでに当該有価証券報告書の提出が大幅に遅延していることを鑑み、現状想定し得る可能な限り早い時点での当該有価証券報告書の提出・開示に努めてまいります。
会社発表の「今後の見通し」はご覧の通りです。
仮に間に合わないと、株価が急落して上場廃止を前提とした水準になります。逆に間に合うと安心感から株価が上昇します。
発表に関する具体的な日時が記載されていませんが、「現状想定し得る可能な限り早い時点での当該有価証券報告書の提出・開示に努めてまいります」となっています。
すでに、上場廃止リスクを避けた売り注文が殺到し、エネチェンジの株価が急落しました。リバウンド狙いのハイリスク・ハイリターンの条件が整いつつあります。