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(追記あり)日水製薬のTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(2022年11月11日廃止)

2022.06.01

2022年5月31日、東証プライム上場の島津製作所(7701)が日水製薬(4550)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

TOBの条件について

(1)TOB価格・・・1,714円
(2)TOB期間・・・2022年6月17日(金)から7月28日(木)まで
(3)決済の開始日・・・2022年7月22日(金)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限282万3300株
(5)証券会社・・・三菱UFJモルガン・スタンレー証券、auカブコム証券
(6)配当・・・TOB成立を条件に無配

TOB価格1,714円、TOB期間は2022年6月17日(金)から7月28日(木)までの29営業日です。

手続きが順調に進むと、日水製薬は上場廃止になります。これに伴い、2023年3月期の配当金については、中間配当および期末配当ともにTOB成立を条件に無配になります。

日水製薬の株主はTOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株価がTOB価格に近づいたら株式市場で売却できます。

日水製薬の今後の株価について

日付 株価 前日比
5/31 989
6/1 1,139 +150
6/2 1,439 +300
6/3 1,714 +275

6月1日終値1,139円。150円ストップ高になりました。

2日以降も株価がTOB価格にサヤ寄せし、その後は何もなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

6月3日にTOB価格に到達するでしょう。

TOBに参加するメリットについて

メリットはTOB価格1,714円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。

具体的には、日水製薬株を購入した証券会社から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券またはauカブコム証券に移管して(移動して)売却します。

2022年8月4日以降に投資資金が戻ってきます。

日水製薬の配当金について

日水製薬の配当金について

2023年3月期の配当金については、TOB成立を条件に無配になります。

前回予想は中間配当1株20円、期末配当1株20円の合計40円でした。

ただし、無配になるのはTOB成立が条件ですから、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

日水製薬の株主の今後について

日水製薬月足チャート

日水製薬月足チャート

月足チャート5年分です。ほとんどの株主が含み益の状態です。仮に日水製薬の上場廃止が決定すると株主の損益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却

(1)TOBに参加するには三菱UFJモルガン・スタンレー証券またはauカブコム証券の口座が必要です。ネットメインの方はauカブコム証券の口座を持っていると思います。試してみてください。

(2)6月2日夜間取引から売却できます。SBI証券、楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。

その他の方は6月3日の株式市場で売却できます。

(追記)日水製薬の上場廃止日決定

日水製薬の上場廃止までのスケジュールが決定しました。

上場廃止日は2022年11月11日(金)、売買最終日は11月10日(木)です。

日水製薬の株主は、売買最終日までに売却しないと、1,714円で強制買い取りとなります。11月15日以降、「1,714円×株数」の投資資金が戻ってきます。

10月12日開催の臨時株主総会で承認されると実施されます。

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