WACULのTOBによる上場廃止と株主への影響について(TOB価格502円)
2025年4月10日、東証プライム上場のTBSホールディングス(9401)は、グロース上場のWACUL(わかる)(4173)に対してTOB(株式公開買付)を行うと発表しました。
TOBによるWACULの上場廃止の理由
TBSホールディングスがWACULの株式をすべて買い取って非公開化するため、WACULは上場廃止となる予定です。
WACULの株主は、TOBに応募して保有株を売却するか、株式市場で売却することもできます。
WACULのTOBの条件とスケジュール
1. TOB価格:502円
2. TOB期間:2025年4月11日(金)から5月29日(木)まで(32営業日)
3. 決済の開始日:2025年6月5日(木)
4. 買付予定株数:上限なし、下限5,180,200株
5. 買付代理人:東海東京証券
WACULの株価の今後の見通し
4月10日の終値は295円でした。TOB発表後、株価はTOB価格に向かって上昇する動きが予想されます。その後、上場廃止まで横ばいが続くと考えられます。
WACULのTOBに応募するメリット
TOBに応募すれば、502円で売却できます。具体的には、WACUL株を東海東京証券に移し、TOBに応募する必要があります。
TOBに申し込むと、2025年6月5日以降に買付代金が支払われる予定です。
WACULのTOBと株主への影響
2024年8月以降に購入した株主は含み益がある状態です。WACULの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:株式市場で売却することもできる
(1)TOBに応募するには、東海東京証券の口座が必要です。口座をお持ちの方は、応募手続きをご確認ください。
(2)4月15日以降、株式市場で売却できます。