グローバルセキュリティエキスパートのTOBによる上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(TOB価格8,500円)
2026年10月30日(金)、総合コンサルティング大手のアクセンチュアは、東証グロース上場のグローバルセキュリティエキスパート(4417)に対してTOB(株式公開買付け)を実施すると正式に発表しました。
グローバルセキュリティエキスパートのTOB:非公開化による上場廃止
このTOBは、アクセンチュアが一般株主の保有する株式をすべて取得して、株式を非公開化することを目的としています。TOBが成立し、その後の一連の手続が完了すれば、グローバルセキュリティエキスパートは上場廃止となる見込みです。
株主が保有株を売却し利益を確定させるには、指定の期間内にTOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOB条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):8,500円
2. 買付期間(TOB期間):2026年11月2日(月)から12月15日(火)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年12月22日(火)
4. 買付予定数(下限):983,100株
5. 公開買付代理人(応募窓口):三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ eスマート証券
6. 配当:2027年3月期の期末配当はTOBの成立を条件に無配(0円)へ修正
7. 優待:2027年3月分よりTOB成立を条件に廃止される予定
グローバルセキュリティエキスパートの株価見通し
株価がTOB価格に到達しました。今後、上場廃止までTOB価格近辺で推移することが予想されます。
グローバルセキュリティエキスパートのTOBに応募するメリット
グローバルセキュリティエキスパートのTOBに応募するメリットは、今後の市場価格の変動に左右されず、TOB価格で確実に株式を売却できることです。
具体的には、グローバルセキュリティエキスパートの株式を保有している証券会社から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券または三菱UFJ eスマート証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
三菱UFJ eスマート証券でのTOB応募方法
・ログイン→お取引→株式公開買付(TOB)→グローバルセキュリティエキスパートを選択
三菱UFJ eスマート証券にログインし、TOB銘柄一覧からグローバルセキュリティエキスパートを選択してください。
TOBが成立した場合、2026年12月22日以降に買付代金が支払われる予定です。
現在のように株価がTOB価格より安い場合は、株式市場で売却するよりも、TOBに応募した方が手取りが多くなります(※100株につき、2,000円~3,000円多くなる)。
投資金額を1円でも多く回収したい株主は、TOBに申し込むと良いでしょう。
TOBによる配当への影響
グローバルセキュリティエキスパートは3月決算企業です。配当の基準日は毎年9月末(中間配当)と3月末(期末配当)に設定されています。
2027年3月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配(0円)となる予定です。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
TOBによる株主優待の影響
グローバルセキュリティエキスパートの株主優待は、QUOカード(2,000円分)や各種セキュリティ教育サービスから選択できる制度です。毎年3月末および9月末の株主を対象に実施されてきました。
しかし、TOB成立を条件に、株主優待制度の廃止が決定しました。これにより、2026年9月分を最後に、優待制度は終了となります。
グローバルセキュリティエキスパートのTOBと株主への影響
チャート画像に引かれた黄色の線は、今回のTOB価格8,500円を示しています。この水準より安く購入した株主は含み益、高く購入した株主は含み損となります。グローバルセキュリティエキスパートの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:すでに売却済み
(1)TOBに応募するには、原則として公開買付代理人である三菱UFJモルガン・スタンレー証券または三菱UFJ eスマート証券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
TOB期間は「12月15日まで」ですから、これから口座を準備しても十分に間に合います。
(2)TOBは10月30日に発表されました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。









