ジェイリースの株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
ジェイリースの株式分割の主なポイントについて
2024年1月17日、東証プライム上場のジェイリース(7187)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→2」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
・2024年3月優待から新制度
詳細は以下の通りです。
ジェイリースの株式分割の詳細について
ジェイリースは2024年2月29日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価2,200円×100株=(分割後)株価1,100円×200株=資金22万円
株数が2倍に増えても株価が2分の1になるので、投資資金は22万円で変わりません。
2024年2月28日から株価が2分の1になります。27日(火)までが分割前の株価、28日(水)以降が分割後の株価です。
ジェイリースの配当金への影響について
ジェイリースは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
ジェイリースの配当金について
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株35円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株22.5円
2024年3月期の期末配当から分割後の株主が対象になります。1株22.5円を予定しています。前回予想は1株45円でした。
株式分割前で1株45円になるので、実質的な変更はありません。
分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)
配当金35円×100株=3,500円
分割前100株の株主の場合、配当金は3,500円(税込)もらえました。
分割後200株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金22.5円×200株=4,500円
同じ株主が期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、中間配当より1,000円多いです。
ジェイリースの株主優待について
(変更前)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された500株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・500株以上・・・5,000ポイント
・600株以上・・・7,000ポイント
・700株以上・・・9,000ポイント
・800株以上・・・11,000ポイント
・900株以上・・・13,000ポイント
・1,000株以上・・・15,000ポイント
(変更後)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された1,000株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・1,000株以上・・・5,000ポイント
・1,200株以上・・・7,000ポイント
・1,400株以上・・・9,000ポイント
・1,600株以上・・・11,000ポイント
・1,800株以上・・・13,000ポイント
・2,000株以上・・・15,000ポイント
ジェイリースの株主優待はプレミアム優待倶楽部のポイントです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。今回の変更により、優待に必要な株数が全て2倍になりました。
ただし、株主の保有株も2倍に増えるので、実質的な変更はありません。2024年3月優待から新制度が適用されます。
優待をもらうための投資資金について
・株価1,100円×1,000株=110万円(5,000ポイント)
・株価1,100円×2,000株=220万円(15,000ポイント)
分割後の株価が1,100円の場合です。ジェイリースの優待をもらうためには110万円以上が必要です。
次回、2024年3月優待の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。優待がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。