BEENOSのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格4,000円)
2024年12月19日取引終了後、東証プライム上場のLINEヤフー(4689)は、BEENOS(3328)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと正式発表しました。
BEENOSがTOBで上場廃止になる理由
LINEヤフーがBEENOSの株を全て買い取り非公開化するため、BEENOSは上場廃止になる予定です。
BEENOSの株主はTOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、株式市場で売却できます。
BEENOSのTOBの条件とスケジュールについて
1. TOB価格:4,000円
2. TOB期間:2025年2月末開始予定(30営業日)
3. 決済の開始日:2025年4月
4. 買付予定株数:上限なし、下限888万2500株
5. 証券会社:みずほ証券
6. 配当:TOB成立を条件に無配になる
※TOB価格は4,000円で、開始は2025年2月末、期間は30営業日を予定しています。
BEENOS株価の今後の見通し
TOB報道で株価が上昇し、TOB価格を超えました。20日以降にTOB価格付近まで下落し、その後は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
BEENOSのTOBに参加するメリット
BEENOSのTOBに参加するメリットは、TOB価格4,000円で売却できることです。
具体的には、BEENOS株を保有している証券会社から、みずほ証券に株式を移管し、売却手続きを行います。TOBに申し込むと、2025年4月から買付金額が支払われます。
BEENOSのTOBによる配当金への影響について
・2025年9月期の期末配当:無配
BEENOSは9月決算企業で、期末に一括配当を行う銘柄です。毎年9月末に期末配当の権利を得ることができます。
2025年9月期の期末配当はTOB成立を条件に無配になります。ただし、TOBが成立しない場合は、配当が支払われる可能性もあります。
BEENOSのTOBと株主の今後について
BEENOSの月足チャートに黄色の線を引き、TOB価格の水準を示しています。報道前に購入した株主は含み益が出ている状態です。仮にBEENOSの上場廃止が決定した場合、株主の損益も確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益が出ている場合:TOB参加で確実に利益を確定する
(2)急ぎで資金が必要な場合:株式市場で売却する
(1)TOBに参加するには、みずほ証券の口座が必要です。口座がある方は確認してみてください。
(2)12月20日以降の株式市場で売却できます。