京成電鉄の株式分割は12/27、配当金と株主優待、株主への影響について
2024年10月31日、東証プライム上場の京成電鉄(9009)が株式分割を発表しました。
京成電鉄の株式分割の主なポイントについて
・株主の保有株が3倍に増加し、株価が1/3になる
・2025年3月期の期末配当は分割後の株主が対象になる
・2025年3月優待から新制度が適用される
京成電鉄の株式分割の詳細について
京成電鉄は2024年12月31日を基準日として、「1→3」の株式分割を行います。
現在100株を保有する株主は、株式分割によって300株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
京成電鉄の分割前の株価が4,200円のケースについて
(分割前)株価4,200円×100株=42万円
(分割後)株価1,400円×300株=42万円
株数が3倍に増えても株価が1/3に引き下げられるため、投資資金は42万円のまま変わりません。
2024年12月27日から株価が1/3に引き下げられます。26日(木)までが分割前の株価、27日(金)から分割後の株価です。
京成電鉄の株式分割による配当金への影響について
京成電鉄は3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利を得ることができます。
京成電鉄の配当金の詳細について
・2025年3月期の中間配当(24年9月)・・・1株18円
・2025年3月期の期末配当(25年3月)・・・1株6円(分割後)
2025年3月期の中間配当は1株18円を予定しています。
期末配当は分割後の株主が対象になる予定です。配当金額は1株6円を予定しています。分割前で18円になるので、中間配当と実質的に変わりません。
分割前で配当金を計算すると、中間配当18円、期末配当18円、年間配当36円です。
分割前100株の株主(2025年3月期の中間配当)
配当金18円×100株=1,800円(税込)
分割前の100株を保有している株主は、1,800円の配当金を受け取ることができます。
分割後300株の株主(2025年3月期の期末配当)
配当金6円×300株=1,800円(税込)
同じ株主が2025年3月期の期末配当を受け取るケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えるので、受け取る金額は変わりません。
2025年3月期の期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金が欲しい方は、3月27日までに購入すれば権利を得られます。
京成電鉄の株式分割による株主優待の変更について
(分割後)2025年3月優待
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日、9月30日現在の株主名簿に記載または記録された株主で、100株以上を保有する株主
(2)株主優待の内容・・・未定
京成電鉄の株主優待は、乗車券などです。毎年3月末と9月末の株主は年2回、優待の権利が得られます。
2025年3月優待から新制度が適用されます。内容は未定で、後日発表されます。