ポエックのライツ・オファリング(4)新株予約権の売買最終日
ポエックのライツの続きです。
本日8月21日(月)は、ポエック(9264)の新株予約権(92649)の売買最終日でした。
新株予約権を保有する株主は、8月25日までに1株500円で新株を購入するか、もしくは株式市場で売却できました。
ポエック新株予約権日足チャート
8月21日終値305円。新株予約権は上場廃止日が近づくと、値段も下がります。右肩下がりの期間が長く、8月は耐える日々が続きました。
ただ、18日から株価が上昇し、新株予約権を売りやすくなりました。安値192円から高値317円まで値上がりして、多くの株主が売却したと思います。
目立ったマネーゲームは1回だけです。8月2日に308円から468円になり、投資資金が1.5倍に増えました。
ポエック日足チャート
同じ時期の親株(本株)のチャートです。8月21日終値805円。
新株予約権よりも右肩下がりです。親株の株価が下がり続けると、新株予約権の値段も上がりません。
親株に上がる気配がないので、新株予約権を買って新株を購入する投資家もいません。
上場初日(7/27)は新株予約権が187円割安でした。28日に250円割安になったあと、割安のアドバンテージが毎日、少しずつ消えました。
(親株)805円-(新株)500円=305円(新株予約権の値段)
本日21日は、プラスマイナスゼロです。わざわざ株式市場で新株予約権を買って新株に換えなくても、親株を直接買った方が早いです。新株予約権を使うメリットがありません。
新株予約権の株主の今後について
新株予約権の売買が終了したので、新株を買う予定のない株主は、このままだと新株予約権が消滅します。
親株の株価が上がらないと、新株予約権の多くが使われずに消滅することになりそうです。