ダイダンの株式分割と配当金、株主への影響について
ダイダンの株式分割の主なポイントについて
2023年8月4日、東証プライム上場のダイダン(1980)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→2」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
・実質的な増配になる
詳細は以下の通りです。
ダイダンの株式分割の詳細について
ダイダンは2023年9月30日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価3,000円×100株=(分割後)株価1,500円×200株=資金30万円
株数が2倍に増えても、株価が2分の1になるので、投資資金は30万円で変わりません。
2023年9月28日から株価が2分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
ダイダンの配当金への影響について
ダイダンは3月決算企業です。毎年9月に中間配当、翌年3月に期末配当の権利がもらえます。
ダイダンの配当金について
・2023年3月期の中間配当(22年9月)・・・1株45円
・2023年3月期の期末配当(23年3月)・・・1株55円
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株55円(予)
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株30円(予)
2024年3月期の期末配当から、分割後の株主が対象になります。前回予想は分割前で1株55円でした。分割前で計算すると、1株55円から60円に増額するので、実質的な増配になります。
分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)
配当金55円×100株=5,500円
分割前100株の株主の場合、配当金が5,500円(税込)もらえます。
分割後200株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金30円×200株=6,000円
同じ株主が配当金をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っていますが、株数が2倍に増えているので、500円増額しました。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金30円×100株=3,000円
分割後に100株買った株主は、3,000円(税込)もらえます。
次回、2024年3月期の中間配当の権利付き最終日は2023年9月27日(水)です。期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。
配当金がほしい方は、権利付き最終日までに買えば間に合います。