EMシステムズの配当予想と優待変更について
4月28日、東証1部上場のEMシステムズ(4820)は配当金の増額と株主優待の変更を発表しました。
・1株5.5円(分割後)→1株6円(分割後)
・3月優待を12月優待へ変更
・2020年12月優待は継続保有9ヶ月
・投資資金:15万8200円~
詳細は以下のとおりです。
配当金の増額について
2020年3月期(2019年4月~2020年3月)の期末配当が1株5.5円から1株6円に増額されました。
ただ、上の画像を見ると、前期(2019年3月期)に比べて金額が減っているように感じます。
しかし、EMシステムズは2020年1月に「1→2」の株式分割を実施しました。
例えば、分割前に100株を保有していた株主の場合
(19年3月の期末配当:分割前)配当11円×100株=1,100円
(20年3月の期末配当:分割後)配当6円×200株=1,200円
株数が2倍に増えているので、もらえる金額が増加します。この株主は100円増額です。
株主優待の詳細について
(変更前)2020年3月優待
(1)対象となる株主・・・2020年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、200株以上を6ヶ月保有する株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・カタログギフト1,000円相当
・500株以上・・・カタログギフト3,000円相当
・1,000株以上・・・カタログギフト5,000円相当
(変更後)2020年12月優待
(1)対象となる株主・・・2020年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された、200株以上を9ヶ月保有する株主
(2)株主優待の内容
・200株以上・・・カタログギフト1,000円相当
・1,000株以上・・・カタログギフト3,000円相当
・2,000株以上・・・カタログギフト5,000円相当
※継続保有9ヶ月・・・2020年3月31日と12月31日の株主名簿に同一株主番号で連続して記載または記録された株主
(変更後)2021年12月優待~
(1)対象となる株主・・・毎年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された、200株以上を1年保有する株主
(2)株主優待の内容
・200株以上・・・カタログギフト1,000円相当
・1,000株以上・・・カタログギフト3,000円相当
・2,000株以上・・・カタログギフト5,000円相当
※継続保有1年・・・毎年3月31日と12月31日の株主名簿に同一株主番号で連続して記載または記録された株主
EMシステムズの株主優待はカタログギフトです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。
優待の時期を3月から12月に変更します。この変更に伴い、継続保有期間がそれぞれ異なります。
株主総会で株主に承認されると実施されます。
EMシステムズの継続保有期間について
(1)2020年3月優待・・・継続保有6ヶ月(2019年6月~2020年3月)
(2)2020年12月優待・・・継続保有9ヶ月(2020年3月~2020年12月)、権利付き最終日:2020年3月27日
(3)2021年12月優待・・・継続保有1年(2020年12月~2021年12月)、権利付き最終日2020年12月28日
(1)2020年3月優待は、新設されたばかりでした。そのため、特別に保有期間が6ヶ月に短縮されました。
(2)2020年12月優待から、変更後の内容です。2020年12月優待をもらうには、2020年3月31日と2020年12月31日に株主であることが必要です。
2020年3月27日までに買って、保有し続けるとカタログギフトがもらえます。継続保有期間が9ヶ月になります。
(3)2021年12月優待をもらうには、2020年12月31日と2021年12月31日に株主であることが必要です。
2020年12月28日までに買って、保有し続けるとカタログギフトがもらえます。継続保有期間が1年になります。
EMシステムズ日足チャート
4月30日終値791円。51円安
同時に発表された決算内容がだったため、売られました。
優待をもらうための投資資金について
・株価791円×200株=15万8200円
・株価791円×1,000株=79万1000円
・株価791円×2,000株=158万2000円
カタログギフト1,000円相当をもらうなら15万8200円、3,000円相当をもらうなら79万1000円、5,000円相当をもらうなら158万2000円の投資資金がそれぞれ必要です。
なお、これから株主になっても、2020年12月優待には間に合いません。2021年12月優待の締切は2020年12月28日です。1年間株主を続けると、カタログギフトが届きます。