メディカル・データ・ビジョンが配当実施と優待廃止を発表
2月10日、東証1部上場のメディカル・データ・ビジョン(3902)が2020年12月期の配当実施と株主優待の廃止を発表しました。
・1株3円の配当金
・クオカードが廃止
・334株以上の株主から、変更の影響がなくなる
詳細は以下の通りです。
配当金の実施について
2020年12月期の期末配当(1株3円)が実施されます(予定)。
例えば、100株の株主の場合
配当金額=3円×100株=300円
2020年12月末まで株主を続けると、300円(税込)の配当金がもらえます。
株主優待の詳細について
廃止された株主優待
(1)対象となる株主・・・毎年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容・・・クオカード1,000円分
メディカル・データ・ビジョンの株主優待はクオカードです。毎年12月末の株主は年1回、優待がもらえました。
2020年12月優待が廃止されて、2019年12月優待が最後となります。
メディカル・データ・ビジョンの株主還元の変化にについて
(100株の株主)
・2019年・・・クオカード1,000円分
・2020年・・・配当金300円
・結果・・・700円分のマイナス
(334株の株主)
・2019年・・・クオカード1,000円分
・2020年・・・配当金1,002円
・結果・・・影響なし
保有株数ごとの変化はご覧の通りです。
株主優待がなくなる代わりに配当金がもらえるので、334株以上の株主から優待廃止の影響がなくなります(配当金にかかる税金を省略)。
ただ、単元未満株(34株)を組み合わせて買う人はほとんどいないでしょうから、保有株を全て売却、もしくは、400株以上に買い増し、の二択になりそうです。
メディカル・データ・ビジョン日足チャート
2月12日終値1,008円。150円ストップ高です。
同時に発表された決算などの影響で株価が急騰しました。優待投資家にとっては、売りやすい環境になったと言えます。
投資資金=株価1,008円×100株=10万0800円
逆に、配当金がほしい人がこれから株主になる場合、約10万円の投資資金が必要です。