RS Technologiesが増配と優待廃止を発表
12月18日、東証1部上場のRS Technologies(3445)が配当予想の修正と株主優待の廃止を同時に発表しました。
・5円増配で1株15円に
・クオカード廃止
・600株以上の株主から、変更の影響がなくなる
詳細は以下の通りです。
配当金の増額について
2019年12月期の期末配当が1株10円から15円に増額します。
RS Technologiesは12月決算企業で、期末一括配当銘柄です。
株主優待の詳細について
廃止された株主優待
(1)対象となる株主・・・毎年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容・・・クオカード3,000円分
RS Technologiesの株主優待はクオカードです。毎年12月末の株主は年1回、優待がもらえました。
2019年12月優待が廃止されて、2018年12月優待が最後となります。
RS Technologiesの株主還元の変化について
(100株の株主)
・2018年・・・クオカード3,000円分+配当金1,000円
・2019年・・・配当金1,500円
・結果・・・2,500円分のマイナス
(200株の株主)
・2018年・・・クオカード3,000円分+配当金2,000円
・2019年・・・配当金3,000円
・結果・・・2,000円分のマイナス
(600株の株主)
・2018年・・・クオカード3,000円分+配当金6,000円
・2019年・・・配当金9,000円
・結果・・・プラスマイナスゼロ
保有株数ごとの変化はご覧の通りです。
優待がなくなる代わりに配当金が増えるので、600株以上の株主から優待廃止の影響がなくなります(※配当金にかかる税金を省略)。
RS Technologies日足チャート
12月20日終値3,945円。
大口投資家ほど有利になる変更ですから、別の銘柄に乗り換える優待投資家が少ないようです。
もちろん、12月26日に配当金の権利をもらってから、乗り換える可能性はあります。