不二サッシの株式併合は9/27、配当金、株主への影響について
2024年5月14日、東証スタンダード上場の不二サッシ(5940)が株式併合を発表しました。
不二サッシの株式併合の主なポイントについて
・株式併合は「10→1」
・2025年3月期の期末配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
不二サッシの株式併合の詳細について
不二サッシは2024年10月から「10→1」の株式併合を行いました。
現在1,000株の株主は、株式併合によって100株に減少します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
不二サッシの併合前の株価が68円のケース
(併合前)株価68円×1,000株=(併合後)株価680円×100株=資金68,000円
株数が10分の1に減少しても、株価が10倍になるので、投資資金は68,000円で変わりません。
2024年9月27日(金)から株価が10倍になりました。26日(木)までが併合前の株価、27日(金)から併合後の株価です。
なお、現在100株保有する株主は、併合後に10株に減少します。株式併合後も100株単位で取引するので、10株だと単元未満株です。
単元未満株はSBI証券やマネックス証券、auカブコム証券などのネット証券を利用すれば、普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえます。
併合前100株の株主の変化について
(2024年9月26日まで)不二サッシ100株
(2024年9月27日から)不二サッシ10株
上の100株の株主は、このようになります。
併合前1,000株未満の株主は単元未満株になるので、単元未満株を避けたい場合は買い増しで1,000株以上にすると良いでしょう。
不二サッシの配当金への影響について
不二サッシは3月決算企業で期末一括配当銘柄です。毎年3月末に期末配当の権利がもらえます。
不二サッシの配当金について
・2024年3月期の期末配当・・・1株2円
・2025年3月期の期末配当・・・1株20円(仮)
2024年3月期の期末配当については、1株2円に増額修正しました。前回予想は1株1円でした。
2025年3月期の期末配当から併合後の株主が対象になります。
併合前1,000株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金2円×1,000株=2,000円
併合前1,000株の株主の場合、配当金は2,000円(税込)もらえます。
併合後100株の株主(2025年3月期の期末配当)
配当金20円×100株=2,000円
同じ株主が2025年3月期の期末配当をもらうケースです。仮に同じ配当水準を続けるなら、株数が減っても配当金額が増えるので、もらえる金額は変わりません。
今後、配当予想の修正が発表されるでしょう。
2025年3月期の期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金がほしい方は、3月27日までに買えば間に合います。