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スノーピークのMBOによる上場廃止と配当金、株主優待、株主の今後について(TOB価格1,250円、手続きはSMBC日興証券)

スノーピークが上場廃止になる理由について

2024年2月20日取引終了後、キャンプ用品でおなじみ、東証プライム上場のスノーピーク(7816)がMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を正式発表しました。

経営陣等がスノーピークの残りの株を全部買い取って非公開にするため、スノーピークは上場廃止になる予定です。

スノーピークのTOBの条件とスケジュール(日程)について

(1)TOB価格・・・1,250円
(2)TOB期間・・・2024年2月21日(水)から4月12日(金)まで
(3)決済の開始日・・・2024年4月19日(金)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限1453万9700株
(5)証券会社・・・SMBC日興証券
(6)配当金・・・TOB成立を条件に無配
(7)株主優待・・・TOB成立を条件に廃止

TOB価格1,250円、TOB期間は2024年2月21日(水)から4月12日(金)までの36営業日です。

スノーピークの配当金については、2023年12月期の期末配当および2024年12月期の期末配当ともに、TOB成立を条件に無配になります。株主優待についても、TOB成立を条件に廃止されます。

スノーピークの今後の株価について

今後、スノーピークの株価は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

スノーピークのTOBに参加するメリットについて

メリットはTOB価格1,250円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。

具体的には、スノーピークの株を買った証券会社から、SMBC日興証券に移管して(移動して)売却します。

スノーピークの配当金について

スノーピークの配当金について

・2023年12月期の期末配当・・・無配
・2024年12月期の期末配当・・・無配

スノーピークは12月決算企業で期末一括配当銘柄です。毎年12月末の株主は期末配当の権利がもらえました。

2023年12月期の期末配当および2024年12月期の期末配当ともに、TOB成立を条件に無配になります。前回予想は1株12円でした。

ただし、無配になるのはTOB成立が条件ですから、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

スノーピークの株主優待について

(廃止になる優待)

(1)対象となる株主・・・毎年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された、100株以上を1年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・電子クーポン1枚
・500株以上・・・電子クーポン2枚
・1,500株以上・・・電子クーポン3枚

スノーピークの株主優待は、15%割引の電子クーポンです。毎年12月末の株主は年1回、優待がもらえました。

2024年12月優待については、TOB成立を条件に廃止されます。2023年12月優待が最後です。

ただし、株主優待がなくなるのはTOB成立が条件ですから、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

スノーピークの株主の今後について

スノーピーク月足チャート

スノーピーク月足チャート

月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。キャンプブームに飛びついた投資家は含み損、コロナ以前の株主は含み益の状態です。仮にスノーピークの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み
(3)優待投資家別の銘柄に乗り換える

(1)TOBに参加するにはSMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。

(2)株価がTOB価格付近まで上昇しました。急ぐ投資家は、すでに売却済みでしょう。

(3)4月13日以降にTOBの結果がわかります。成立すると優待が廃止されるので、別の銘柄に乗り換えます。最短で4月優待に間に合います。権利付き最終日は2024年4月25日(木)です。

なお、TOB期間が延長した場合はスケジュールが後ズレします。そのときは5月優待がターゲットです。

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