みずほリースの株式分割と配当金、優待廃止、株主への影響について
みずほリースの株式分割の主なポイントについて
2023年11月8日、東証プライム上場のみずほリース(8425)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→5」
・2025年3月期の中間配当から影響あり
・2024年3月優待が廃止
詳細は以下の通りです。
みずほリースの株式分割の詳細について
みずほリースは、2024年3月31日を基準日として、「1→5」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
（分割前）株価5,000円×100株＝（分割後）株価1,000円×500株＝資金50万円
株数が5倍に増えても、株価が5分の1になるので、投資資金は50万円で変わりません。
2023年3月28日から株価が5分の1になります。27日（水）までが分割前の株価、28日（木）から分割後の株価です。
みずほリースの配当金への影響について
みずほリースは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
みずほリースの配当金について
・2024年3月期の中間配当（23年9月）・・・1株83円
・2024年3月期の期末配当（24年3月）・・・1株89円（予定）
・2025年3月期の中間配当（24年9月）・・・1株17.8円（仮）
2025年3月期の中間配当から、分割後の株主が対象になります。2024年3月期については、中間配当が1株83円、期末配当が1株89円を予定しています。
分割前100株の株主（2024年3月期の期末配当）
配当金89円×100株＝8,900円
分割前100株の株主の場合、配当金は8,900円（税込）もらえます。
分割後500株の株主（2025年3月期の中間配当）
配当金17.8円×500株＝8,900円
同じ株主が2025年3月期の中間配当をもらうケースです。仮に同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が5倍に増えているので、もらえる金額は変わりません。
なお、みずほリースは業績の変動によって配当金額も変わります。「1株17.8円」ではないでしょう。
次回、2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日（水）、2025年3月期の中間配当の権利付き最終日は2024年9月26日（木）です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。
みずほリースの株主優待について
（廃止になった優待）
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上（1年未満）・・・クオカード3,000円分
・100株以上（1年以上）・・・クオカード4,000円分
みずほリースの株主優待はクオカードです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえました。
次回、2024年3月優待が廃止されました。2023年3月優待が最後です。
