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ヤマハ発動機の株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について

ヤマハ発動機の株式分割の主なポイントについて

2023年11月7日、東証プライム上場のヤマハ発動機(7272)が株式分割を発表しました。

・株式分割は「1→3」
・2024年12月期の中間配当から影響あり
・株主優待は拡充

詳細は以下の通りです。

ヤマハ発動機の株式分割の詳細について

ヤマハ発動機は、2023年12月31日を基準日として、「1→3」の株式分割を行います。

現在100株の株主は、株式分割によって300株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。

(分割前)株価3,600円×100株=(分割後)株価1,200円×300株=資金36万円

株数が3倍に増えても、株価が3分の1になるので、投資資金は36万円で変わりません。

2023年12月28日から株価が3分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)以降が分割後の株価です。

ヤマハ発動機の配当金への影響について

ヤマハ発動機の配当金への影響について

ヤマハ発動機は12月決算企業です。毎年6月末に中間配当、12月末に期末配当の権利がもらえます。

ヤマハ発動機の配当金について

・2023年12月期の中間配当(23年6月)・・・1株72.5円
・2023年12月期の期末配当(23年12月)・・・1株72.5円(予定)
・2024年12月期の中間配当(24年6月)・・・1株24.2円(予想)

2024年12月期の中間配当から、分割後の株主が対象になります。次回、2023年12月期の期末配当については、1株72.5円を予定しています。

分割前100株の株主(2023年12月期の期末配当)

配当金72.5円×100株=7,250円

分割前100株の株主の場合、配当金は7,250円(税込)もらえます。

分割後300株の株主(2024年12月期の中間配当)

配当金24.2円×300株=7,260円

同じ株主が2024年12月期の中間配当をもらうケースです。仮に同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が3倍に増えているので、もらえる金額は期末配当のときと変わりません。

なお、ヤマハ発動機は業績の変化に応じて配当金額も変わるので、「1株24.2円」ではないでしょう。

ヤマハ発動機の株主優待について

(変更後)ポイント

(1)対象となる株主・・・毎年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・1,000ポイント(3年以上:2,000ポイント)
・300株以上・・・2,000ポイント(3年以上:3,000ポイント)
・1,000株以上・・・3,000ポイント(3年以上:4,000ポイント)
・3,000株以上・・・4,000ポイント(3年以上:5,000ポイント)

(変更後)カレンダー

(1)対象となる株主・・・毎年6月30日現在の株主名簿に記載または記録された3,000株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・3,000株以上・・・自社カレンダー

ヤマハ発動機の株主優待は、ポイントとカレンダーです。毎年6月末にカレンダー、12月末にポイントの権利がもらえます。

「100株以上300株未満」の株主向けの優待が新設されました。また、既存株主もポイントがアップしています。ただし、ポイントは商品やサービスと交換できるので、交換レートが変更される可能性があります。

「株主優待のご案内」が届いたときに、内容を確認してください。

カレンダーについては、必要な株数が3倍に増えました。既存株主は1,000株が3,000株に増加するため、条件は実質的に変わりません。

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