(追記あり)キョウデンのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(2023年10月26日)
(追記)キョウデンの上場廃止日決定
キョウデンの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2023年10月26日(木)、売買最終日は10月25日(水)です。
キョウデンの株主は、売買最終日までに売却しないと、600円で強制買い取りとなります。10月30日以降、「600円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。
—–追記ここまで——
キョウデンが上場廃止になる理由について
2023年8月9日、大株主の株式会社クラフトがキョウデン(6881)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
クラフトがキョウデンの残りの株を全部買い取って非公開にするため、キョウデンは上場廃止になる予定です。
キョウデンのTOBの条件とスケジュールについて
(1)TOB価格・・・600円
(2)TOB期間・・・2023年8月10日(木)から9月25日(月)まで
(3)決済の開始日・・・2023年9月29日(金)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限94万9100株
(5)証券会社・・・SMBC日興証券
(6)配当・・・TOB成立を条件に無配
TOB価格600円、TOB期間は2023年8月10日(木)から9月25日(月)までの31営業日です。
手続きが順調に進むと、キョウデンは上場廃止になります。TOB実施により、2024年3月期の配当金が無配になります。
キョウデンの今後の株価について
今後、キョウデンの株価は上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
キョウデンのTOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格600円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、キョウデンの株を購入した証券会社から、SMBC日興証券に移管して(移動して)売却します。
TOBに申し込むと、2023年9月29日以降に投資資金が戻ってきます。
キョウデンの配当金について
キョウデンは3月決算企業で期末一括配当銘柄です。2024年3月期の配当金については、TOB成立を条件に無配になります。前回予想は1株12円でした。
ただし、配当金がなくなるのはTOB成立が条件ですから、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。
キョウデンの株主の今後について
キョウデン月足チャート
月足チャート5年分です。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。黄色の線より下の水準で買った株主は含み益、上の水準で買った株主は含み損の状態です。
仮にキョウデンの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・すでに売却済み
(1)TOBに参加するにはSMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)8月9日に発表がありました。急ぐ方は全て売却済みと思われます。