ワンダーコーポレーション、ハピンズ(HAPiNS)、ジーンズメイトの上場廃止と株主優待、株主の今後について(2021年3月30日廃止)
12月18日、ライザップグループの上場子会社であるワンダーコーポレーション(3344)、ハピンズ(7577)、ジーンズメイト(7448)の3社は、経営統合による上場廃止を発表しました。
・ワンダーコーポレーション、ハピンズ、ジーンズメイトは2021年3月30日上場廃止
・ワンダーコーポレーション「1」、ハピンズ「0.44」、ジーンズメイト「0.52」
・ワンダーコーポレーションの優待は2020年9月が最後
・ハピンズの優待は2021年3月が最後(権利付き最終日:2021年3月29日)
3社は2021年3月30日(火)に上場廃止になり、4月1日(木)に新会社が上場する予定です。売買最終日は3月29日(月)です。
合併比率はワンダーコーポレーション「1」に対して、ハピンズ「0.44」、ジーンズメイト「0.52」です。
ワンダーコーポレーションは1株につき新会社1株が、ハピンズは1株につき新会社0.44株が、ジーンズメイトは1株につき新会社0.52株が、それぞれ割り当てられます。
3社の株価について
3社の株価は、「1」と「0.44」と「0.52」に近づくように動きます。
12月18日時点で、ワンダーコーポレーションが668円、ハピンズ238円、ジーンズメイト304円でした。仮にワンダーコーポレーションが668円で動かないとすると
ワンダーコーポレーションとハピンズの比較
668円×0.44=293.92
となり、ハピンズは約56円割安となります。
ワンダーコーポレーションとジーンズメイトの比較
668円×0.52=347.36
となり、ジーンズメイトは約44円割安となります。
ただし、ワンダーコーポレーションの株価も常に動くので、ワンダーコーポレーション1,000円とハピンズ440円、ジーンズメイト520円や、ワンダーコーポレーション500円とハピンズ220円、ジーンズメイト260円という組み合わせもあります。
3社の株主の今後について
ワンダーコーポレーション、ハピンズ、ジーンズメイトの株主は、上場廃止以降、保有株が新会社の株に換わります。
例えば、ワンダーコーポレーション100株は新会社100株です。ハピンズ100株は新会社44株、ジーンズメイト100株は新会社52株です。
新会社は100株単位ですから、ワンダーコーポレーションは今までと変わらず取引可能です。
ただし、ハピンズは44株、ジーンズメイトは52株になるので、単元未満株です。単元未満株は、SBI証券やマネックス証券などのネット証券を利用すれば普通に売買できます。
また、経営統合が行われた後も、ライザップグループの子会社(69.8%)であることは変わりません。
気になるのは株主優待です。
ワンダーコーポレーションの株主優待について
ポイント
(1)対象となる株主・・・毎年9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・2,000pt(1年以上:3,000pt、3年以上:4,000pt)
・500株以上・・・3,000pt(1年以上:4,500pt、3年以上:6,000pt)
ワンダーコーポレーションの株主優待はポイントです。毎年9月末の株主は年1回、優待がもらえます。
2021年3月30日上場廃止ですから、2020年9月優待が最後となる予定です。
ハピンズの株主優待について
割引券、自社製品
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・優待割引券500円分
・1,000株以上・・・自社製品セット1種類
・5,000株以上・・・自社製品セット2種類
・10,000株以上・・・自社製品セット3種類
ハピンズの株主優待は割引券と自社製品です。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。
次回、2021年3月優待の権利付き最終日は2021年3月29日です。3月30日上場廃止ですから、次回の優待が最後だと思われます。変更等がある場合は後日発表されるでしょう。
不安な方は、それぞれの広報に聞いてみてはいかがでしょうか。
なお、ジーンズメイトは優待がなく、新会社の優待についても未定です。3社は優待内容や権利確定月がバラバラですから、合わせるのも大変そうです。なんとか新会社でも優待を継続してくれると良いですね。