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シードのTOBによる上場廃止と配当金、株主優待、株主への影響について(TOB価格795円)

2026年8月26日(水)、中国の電子部品・精密機器大手である立訊精密工業は、東証スタンダード上場のシード(7743)に対してTOB(株式公開買付け)を実施すると発表しました。

シードのTOB:非公開化による上場廃止

買付者はシードの株式を取得し、シードを非公開化することを目的としています。TOBが成立し、その後の手続が完了すれば、シードは上場廃止となる見込みです。

株主が保有株を売却し利益を確定させるには、指定の期間内にTOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。

TOB条件とスケジュール

1. 買付価格(TOB価格):795円
2. 買付期間(TOB期間):2026年8月27日(木)から10月13日(火)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年10月20日(火)
4. 買付予定数(下限):5,408,800株
5. 公開買付代理人(応募窓口):みずほ証券
6. 配当:2027年3月期の期末配当はTOBの成立を条件に無配(0円)へ修正
7. 優待:2027年3月分はTOB成立を条件に廃止される予定

シードの株価見通し

TOB発表当日の終値(8月26日)は535円でした。TOB価格の795円は終値を上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止までTOB価格近辺で推移することが予想されます。

シードのTOBに応募するメリット

シードのTOBに応募するメリットは、今後の市場価格の変動に左右されず、TOB価格である1株795円で確実に株式を売却できることです。

具体的には、シードの株式を保有している証券会社から、みずほ証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。

TOBが成立した場合、2026年10月20日(火)以降に買付代金が支払われる予定です。

TOBによる配当への影響

シードの配当金

シードは3月決算企業で、期末に一括で配当を支払います。期末配当の権利確定日は毎年3月末です。

2027年3月期の配当については、TOB成立を条件に、前回予想の15円(期末配当15円)から無配へ修正されました。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。

TOBによる株主優待の影響

シードの株主優待は自社コンタクトレンズケア用品や優待品などです。毎年3月末の株主を対象に実施されてきました。

しかし、TOB成立を条件に、株主優待制度の廃止が決定しました。これにより、2026年3月分を最後に、優待制度は終了となります。

シードのTOBと株主への影響

シード月足チャート

チャート画像に引かれた黄色の線は、今回のTOB価格795円を示しています。この水準より安く購入した株主は含み益、高く購入した株主は含み損となります。シードの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。

投資家が検討するポイント

(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる

(1)TOBに応募するには、原則としてみずほ証券の口座が必要です。口座がある方はTOB期間中に応募手続きをご確認ください。

(2)8月27日(木)から28日(金)までストップ高比例配分になる可能性が高いです。市場でスムーズに売却できるのは、株価がTOB価格に近づく週明け31日(月)以降になる見通しです。

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