オリコンのMBOによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格1,332円、手続きはSMBC日興証券)
東証スタンダード上場のオリコン(4800)は、2026年5月28日、MBO(経営陣らによる買収)を目的としたTOB(株式公開買付け)の実施を発表しました。
オリコンのMBOによる株式非公開化と上場廃止
このTOBは、メディアがオリコンの普通株式を取得し、非公開化することを目的としています。これが成立した場合、オリコンは一連の手続きを経て上場廃止となる見込みです。
オリコンの株主が保有株を売却する方法としては、TOBに応募する方法と、市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOBの条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):1,332円
2. 買付期間(TOB期間):2026年5月29日(金曜日)から7月9日(木曜日)まで(30営業日)
3. 決済開始日:2026年7月16日(木曜日)
4. 買付予定数(下限):3,903,300株
5. 公開買付代理人(応募窓口):SMBC日興証券
6. 配当:2027年3月期の配当はTOB成立を条件に無配
オリコンの株価見通し
TOB発表当日(5月28日)の終値は1,161円でした。TOB価格の1,332円は終値を大幅に上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止までTOB価格近辺で推移することが予想されます。
TOBに応募するメリット
オリコンのTOBに応募するメリットは、TOB価格の1,420円で売却できることです。
具体的には、オリコンの株式を保有している証券会社から、SMBC日興証券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。SMBC日興証券で売却するときの手数料は無料です。
SMBC日興証券の公開買付手続きについて
(A)ログイン→メッセージボックス→公開買付けのお知らせ→取扱銘柄一覧→オリコンを選択
(B)ログイン→お取引→公開買付け→取扱銘柄一覧→オリコンを選択
SMBC日興証券にログインして、銘柄一覧からオリコンを選択してください。AとBのどちらの方法でも確認できます。
TOBが成立した場合、2026年7月16日以降に買付代金が支払われる予定です。
現在のように株価がTOB価格より安い場合は、株式市場で売却するよりも、TOBに応募した方が手取りが多くなります。
投資金額を1円でも多く回収したい株主は、TOBに申し込むと良いでしょう。
TOBによる配当への影響
オリコンは3月決算企業で、期末に一括で配当を支払います。期末配当の権利確定日は毎年3月末です。
2027年3月期の配当については、TOB成立を条件に、前回予想の36円から無配(0円)へ修正されました。なお、TOBが不成立となった場合は、配当方針が再度検討される可能性があります。
オリコンのTOBと株主への影響
TOB価格の1,332円は、直近の高値である1,223円を上回る水準です。これにより、多くの株主にとって有利な価格で利益を確定できる状況となります。
オリコンの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(1)TOBに応募するには、原則としてSMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
TOB期間は「7月9日まで」ですから、これから口座を準備しても十分に間に合います。
(2)市場でスムーズに売却できるのは、株価がTOB価格に近づく5月29日(金)以降になる見通しです。








