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滋賀銀行の株式分割は2026/3/30、配当金、株主優待、株主への影響について

東証プライム上場の滋賀銀行(8366)は、2025年11月14日(金)に株式分割を発表しました。

滋賀銀行の株式分割の主なポイント

・ 1株が5株に分割され、株価は分割前の5分の1に調整される
・ 2026年3月27日(金)は株式分割の権利付き最終日
・ 2026年3月30日(月)が権利落ち日で、分割後の株価で取引開始
・ 2026年3月期の配当は分割前の株数、2027年3月期の配当は分割後の株数に基づき計算される
・ 2026年3月優待から新制度が適用される

株式分割の概要と株価・保有株数の変化

滋賀銀行は2026年3月31日を基準日として、1株を5株に分割します。

例えば、分割前に100株を保有していた株主は、分割後に500株を保有します。ただし、保有株数が増加する分、株価も調整されるため、保有資産の価値は変わりません。

例:分割前の株価が6,000円の場合

・ 分割前:株価6,000円 × 100株=600,000円
・ 分割後:株価1,200円 × 500株=600,000円

2026年3月27日(金)が権利付き最終日で、この日までに株式を購入・保有する必要があります。

翌営業日の2026年3月30日(月)が権利落ち日となり、この日から株価は分割後の水準に調整され、取引が行われます。

滋賀銀行の配当について

滋賀銀行の配当金

滋賀銀行は3月決算の企業です。配当の権利確定日は毎年9月末(中間配当)と3月末(期末配当)です。

2026年3月期の配当の詳細

・ 中間配当:1株あたり65円(分割前の株数に適用)
・ 期末配当:1株あたり65円(分割前の株数に適用)
・ 年間配当:1株あたり130円

2026年3月期の中間配当(9月末権利確定済み)および期末配当は株式分割前の株数に基づいて適用されます。それぞれ1株あたり65円を予定しています。

期末配当の権利を得るには、権利付き最終日である2026年3月27日(金)までに株式を保有している必要があります。

2027年3月期の配当見通し

2027年3月期の配当は、株式分割後の株数に基づいて計算されますが、詳細な金額は未定であり、後日改めて発表される予定です。

滋賀銀行の株主優待について

2026年3月優待(新制度適用)

(1)対象となる株主:毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、分割前200株以上を1年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割前200株以上(1年以上):カタログギフト3,000円相当
・ 分割前200株以上(3年以上):カタログギフト6,000円相当
・ 分割前1,000株以上(1年以上):カタログギフト6,000円相当
・ 分割前1,000株以上(3年以上):カタログギフト10,000円相当

滋賀銀行の株主優待はカタログギフトです。毎年3月末の株主は年1回、優待が受け取れます。新制度では「継続保有期間3年以上」の株主向けに優待が新設されました。

2026年3月分の優待は株式分割前の基準(200株以上)が適用されます。この優待の新設された「継続保有期間1年以上」の条件を満たすには、優待の権利を失うことなく1年間保有し続ける必要があります。

具体的には、遅くとも2025年3月27日(木)の権利付き最終日までに株式を購入し、それ以降、2026年3月31日まで売却せずに保有し続ける必要があります。

2027年3月優待(株式分割後)

(1)対象となる株主:毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、分割後1,000株以上を1年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割後1,000株以上(1年以上):カタログギフト3,000円相当
・ 分割後1,000株以上(3年以上):カタログギフト6,000円相当
・ 分割後5,000株以上(1年以上):カタログギフト6,000円相当
・ 分割後5,000株以上(3年以上):カタログギフト10,000円相当

2027年3月分の優待は株式分割後の株主が対象となり、優待の各段階で必要な株数が見直されました。ただし、株式分割に伴う株数の調整のため、優待内容は実質的に変わりません。

この優待は「継続保有期間1年以上」が条件であるため、2027年3月優待を初めて得るためには、遅くとも2026年3月27日(金)の権利付き最終日までに株式を購入し、権利確定日である2027年3月31日まで売却せずに保有し続けることが条件となります。

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