壱番屋の株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
壱番屋の株式分割の主なポイントについて
カレーでおなじみ、東証プライム上場の壱番屋(7630)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→5」
・2025年2月期の中間配当から影響あり
・2024年8月優待から新制度
詳細は以下の通りです。
壱番屋の株式分割の詳細について
壱番屋は2024年2月29日を基準日として、「1→5」の株式分割を行いました。
現在100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価6,000円×100株=(分割後)株価1,200円×500株=資金60万円
株数が5倍に増えても株価が5分の1になるので、投資資金は60万円で変わりません。
2024年2月28日から株価が5分の1になりました。27日(火)までが分割前の株価、28日(水)以降が分割後の株価です。
壱番屋の配当金への影響について
壱番屋は2月決算企業です。毎年8月末に中間配当、翌年2月末に期末配当の権利がもらえます。
壱番屋の配当金について
・2024年2月期の中間配当(23年8月)・・・1株40円
・2024年2月期の期末配当(24年2月)・・・1株40円
・2025年2月期の中間配当(24年8月)・・・1株8円
・2025年2月期の期末配当(25年2月)・・・1株8円
2024年2月期の期末配当については、中間配当と同じく1株40円です。
2025年2月期の中間配当から分割後の株主が対象になります。1株8円を予定しています。株式分割前で1株40円ですから、前期と実質的に変わりません。
分割前100株の株主(2024年2月期の期末配当)
配当金40円×100株=4,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は4,000円(税込)もらえます。
分割後500株の株主の場合(2025年2月期の中間配当、期末配当)
配当金8円×500株=4,000円
同じ株主が2025年2月期の中間配当および期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は変わりません。
2025年2月期の中間配当の権利付き最終日は2024年8月28日(水)、期末配当の権利付き最終日は2025年2月26日(水)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。
壱番屋の株主優待について
(食事券)2024年2月優待まで
(1)対象となる株主・・・毎年2月末、8月末現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・飲食優待券1,000円分
・200株以上・・・飲食優待券2,000円分
・1,000株以上・・・飲食優待券6,000円分
・2,000株以上・・・飲食優待券12,000円分
(食事券)2024年8月優待から
(1)対象となる株主・・・毎年2月末、8月末現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・飲食優待券1,000円分
・1,000株以上・・・飲食優待券2,000円分
・5,000株以上・・・飲食優待券6,000円分
・10,000株以上・・・飲食優待券12,000円分
壱番屋の株主優待は食事券です。毎年2月末と8月末の株主は年2回、優待がもらえます。
2024年8月優待から新制度が適用されます。「分割後100株以上1,000株未満」の株主向けが新設されました。分割後100株の株主は、約5分の1の資金で優待がもらえる可能性があります。
既存株主の優待内容は変わりません。
優待をもらうための投資資金について(分割後)
・株価1,200円×100株=12万円(1,000円分)
・株価1,200円×1,000株=120万円(2,000円分)
・株価1,200円×5,000株=600万円(6,000円分)
・株価1,200円×1万株=1,200万円(12,000円分)
分割後の株価が1,200円の場合です。壱番屋の優待をもらうためには12万円の資金が必要です。
2024年8月優待の権利付き最終日は2024年8月28日(水)、2025年2月優待の権利付き最終日は2025年2月26日(水)です。
壱番屋の優待がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。