イオン北海道とマックスバリュ北海道の統合比率決定
マックスバリュ北海道の上場廃止と株主の今後についての続きです。
4月10日、イオン北海道(7512)とマックスバリュ北海道(7465)の統合比率が決定しました。
イオン北海道「1」に対して、マックスバリュ北海道「4.80」です。マックスバリュ北海道の株主は、マックスバリュ北海道1株に対して、イオン北海道4.80株が割り当てられます。
マックスバリュ北海道は2020年2月27日上場廃止予定です。
両社の今後の株価について
今後、両社の株価は、「1」と「4.80」の比率とほぼ釣り合うように動きます。
イオン北海道日足チャート
4月11日終値743円。
マックスバリュ北海道日足チャート
4月11日終値3,500円。
統合比率発表前から、両社の株価は、ほぼ同じ動きをしています。
株主の今後について
マックスバリュ北海道の株主は、上場廃止以降、保有株がイオン北海道株に換わります。
マックスバリュ北海道100株は、イオン北海道480株になります。マックスバリュ北海道の株主は単元未満株が発生する可能性があります。
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券、カブドットコム証券などのネット証券を利用すれば普通に売買できます。単元未満株でも株数に応じて配当金がもらえるので問題ありません。
イオン北海道の株主優待について
(1)対象となる株主・・・毎年2月末の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・100円割引券25枚
・1,000株以上・・・100円割引券50枚
・2,000株以上・・・100円割引券100枚
※その他、500株以上でイオンラウンジ利用可能な「株主さまカード」あり。
イオン北海道の株主優待も割引券です。1,000円分の買い物につき1枚使えます。
ただ、マックスバリュ北海道の株主優待と比べると、100円割引券の枚数が半分に減ってしまいます。
イオン北海道を買い増すよりも、余分な株数を売却して現金化する方が効率的かもしれません。
例えば、マックスバリュ北海道100株の株主は、イオン北海道480株になるので、380株を売却します。
株価750円×380株=投資資金28万5000円
仮にイオン北海道の株価が750円だとすると、28万5000円で別の優待銘柄が買えます。
2020年2月27日上場廃止ですから、上場廃止後でも、3月優待銘柄に間に合うでしょう。