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カネヨウの株主優待と時価総額

時価総額10億円割れで上場廃止危機の企業8社の続きです。

東証2部上場のカネヨウ(3209)は2019年9月30日までに、月間平均の時価総額と月末の時価総額が10億円に届かないと、上場廃止が決定します。

カネヨウ日足チャート

・3月8日終値709円
・時価総額9億万円(株価円×発行済み株式数140万6620株)
・10億円に必要な株価・・・711円

時価総額10億円に必要な株価は711円。条件クリアまで、あと少しのところまで来ています。

そんなカネヨウ、3月7日に興味深いIRを出しました。

株主優待制度に関するお知らせ

当社は、株主の皆さまへの日頃の感謝とご支援にお応えするとともに、当社株式への投資魅力を高め、中長期的により多くの株主様に保有頂くことを目的として、株主優待制度として対象となる株主様に当社オリジナルクオカードを贈呈してまいりました。

当社ホームページでも株主優待制度の内容をご確認頂けますが、一部の株式情報サイト等の当社の株主優待情報が、当社が昨年10月1日に実施いたしました株式併合前の情報が残されたままになっております。まもなく期末権利確定日売買の最終日となりますので、改めて当社株主優待制度の概要について、下記の通りお知らせいたします。

株主優待の詳細

株主優待の内容

(1)株主優待の対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・クオカード1,000円分
・1,000株以上・・・クオカード2,000円分
(3)発送時期・・・6月下旬の株主総会決議通知・事業報告書に同封予定

カネヨウの株主優待はクオカードです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。

株価709円なので、

株価709円×100株=70,900円

約7万円の投資資金でクオカード1,000円分がもらえます。

カネヨウが指摘する「一部の株式情報サイト」では、併合前の優待情報が載っていて、

(2)株主優待の内容
・1,000株以上・・・クオカード1,000円分
・1万株以上・・・クオカード2,000円分

となっています。

新しい優待情報の周知徹底をはかるため、今回の発表となったようです。

ただ、これは表向きで、本音は株価対策なんでしょう。

カネヨウの株価は1月中旬から、「ヨコ、ヨコ、ヨコ・・・」と、じれったい状況が続いています。

優待投資家に期待するより、大株主「兼松」に関する情報があれば、一気に上へ突き抜けると思いますけどね。

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