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アグロカネショウのTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格1,900円)

2024.11.12

2024年11月12日、東証プライム上場の出光興産(5019)は、アグロカネショウ(4955)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

アグロカネショウがTOBで上場廃止になる理由について

出光興産がアグロカネショウの全株を買い取り非公開化するため、アグロカネショウは上場廃止になる予定です。

アグロカネショウの株主は、TOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、株式市場で売却できます。

アグロカネショウのTOBの条件とスケジュール(日程)について

(1)TOB価格:1,900円
(2)TOB期間:2024年11月13日(水)から12月24日(火)まで
(3)決済の開始日:2024年12月30日(月)
(4)買付予定株数:上限なし、下限807万7300株
(5)証券会社:みずほ証券
(6)配当:TOB成立を条件に無配になる

TOB価格1,900円、TOB期間は2024年11月13日(水)から12月24日(火)までの30営業日です。期末配当はTOB成立を条件に無配になります。

アグロカネショウの今後の株価について

・11月12日:1,389円
・11月13日:1,689円(+300)
・11月14日:1,900円(+211)

11月12日終値1,389円です。13日以降に株価が上昇し、TOB価格に近づく見込みです。14日にTOB価格付近に到達した後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

アグロカネショウのTOBに参加するメリットについて

アグロカネショウのTOBに参加するメリットは、TOB価格1,900円で買い取ってもらえることです。

具体的には、アグロカネショウの株を保有する証券会社から、みずほ証券に移管し、売却する必要があります。TOBに申し込むと、12月30日以降に投資資金が戻ってきます。

アグロカネショウのTOBによる配当金への影響について

アグロカネショウのTOBによる配当金への影響について

・2024年12月期の中間配当(6月):1株16円
・2024年12月期の期末配当(12月):無配

アグロカネショウは12月決算企業です。毎年6月末に中間配当、12月末に期末配当の権利が確定します。

2024年12月期の期末配当は、TOB成立を条件に無配になります。前回予想は1株41円でした。ただし、TOBが成立しない場合は、配当が支払われる可能性もあります。

アグロカネショウのTOBと株主の今後について

アグロカネショウの月足チャート

アグロカネショウの月足チャートです。TOB価格が直近の高値を上回るので、多くの株主は含み益が出ている状態です。仮にアグロカネショウの上場廃止が決定する場合、株主の損益が確定します。

(1)含み益が出ている投資家:TOBに参加
(2)資金回収を急ぐ投資家:PTS(夜間取引)または株式市場で売却

(1)TOBに参加するには、みずほ証券の口座が必要です。口座を持っている方は確認してみてください。

(2)11月13日以降のPTS取引(夜間取引)から売却できます。SBI証券や楽天証券、松井証券で買った方は試してみてください。その他の株主の方は、11月14日の株式市場で売却できます。

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