大石産業の株式分割は9/27、配当金、株主優待、株主への影響について
2024年8月22日、東証スタンダード上場の大石産業(3943)が株式分割を発表しました。
大石産業の株式分割の主なポイントについて
・株主の保有株が2倍に増加し、株価は2分の1になる
・2025年3月期の期末配当から分割後の金額になる
・2025年3月優待から新制度
詳細は以下の通りです。
大石産業の株式分割の詳細について
大石産業は2024年9月30日を基準日として、「1→2」の株式分割を行いました。
分割前で100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
大石産業の分割前の株価が2,000円のケース
(分割前)株価2,000円×100株=(分割後)株価1,000円×200株=資金20万円
株数が2倍に増えても株価が2分の1になるので、投資資金は20万円で変わりません。
2024年9月27日から株価が2分の1になりました。26日(木)までが分割前の株価、27日(金)から分割後の株価です。
大石産業の配当金への影響について
大石産業は3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
大石産業の配当金について
・2025年3月期の中間配当(24年9月)・・・1株32円
・2025年3月期の期末配当(25年3月)・・・1株16円(分割後)
2025年3月期の中間配当については、1株32円を予定しています。
期末配当から分割後の株主が対象になります。株式分割に合わせて、1株16円に修正されました。前回予想は1株32円でした。
株式分割前で1株32円になるので、前回予想と実質的に変わりません。
分割前で配当金を計算すると、中間配当32円、期末配当32円、年間配当64円です。
分割前100株の株主(2025年3月期の中間配当)
配当金32円×100株=3,200円
分割前100株の株主の場合、配当金は3,200円(税込)もらえます。
分割後200株の株主(2025年3月期の期末配当)
配当金16円×200株=3,200円
同じ株主が2025年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えるので、もらえる金額は中間配当と変わりません。
2025年3月期の中間配当の権利付き最終日は2024年9月26日(木)、期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。
大石産業の株主優待について
(分割前)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・クオカード1,000円分
・1,000株以上・・・クオカード3,000円分
(分割後)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容
・100株以上・・・クオカード1,000円分
・500株以上・・・クオカード2,000円分
・1,000株以上・・・クオカード3,000円分
(3)株主優待の内容(長期保有の株主)
・5年以上・・・クオカード1,000円分追加
・10年以上・・・クオカード2,000円分追加
大石産業の株主優待はクオカードです。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。
次回、2025年3月優待から分割後の新制度が適用されます。新制度では、「分割後500株以上1,000株未満」の株主向けに優待が新設されました。また、長期保有の株主はクオカードが増額します。
優待をもらうための投資資金について(分割後)
・株価1,000円×100株=10万円(1,000円分)
・株価1,000円×500株=50万円(2,000円分)
・株価1,000円×1,000株=100万円(3,000円分)
分割後の株価が1,000円のケースです。大石産業の優待をもらうためには、10万円以上の資金が必要です。
2025年3月優待の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。優待がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。