スズキの株式分割と配当金、株主への影響について
スズキの株式分割の主なポイントについて
2023年12月13日、東証プライム上場のスズキ(7269)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→4」
・2025年3月期の中間配当から影響あり
詳細は以下の通りです。
スズキの株式分割の詳細について
スズキは2024年3月31日を基準日として、「1→4」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって400株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
（分割前）株価6,000円×100株＝（分割後）株価1,500円×400株＝資金60万円
株数が4倍に増えても株価が4分の1になるので、投資資金は60万円で変わりません。
2024年3月28日から株価が4分の1になります。27日（水）までが分割前の株価、28日（木）から分割後の株価です。
スズキの配当金への影響について
スズキは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
スズキの配当金について
(1)2024年3月期の中間配当（23年9月）・・・1株55円
(2)2024年3月期の期末配当（24年3月）・・・1株55円（仮）
(3)2025年3月期の中間配当（24年9月）・・・1株13.75円（仮）
2025年3月期の中間配当から分割後の株主が対象になります。2024年3月期の中間配当は1株55円、期末配当は未定です。
(1)分割前100株の株主（2024年3月期の中間配当）
配当金55円×100株＝5,500円
分割前100株の株主の場合、配当金は5,500円（税込）もらえます。
(3)分割後400株の株主（2025年3月期の中間配当）
配当金13.75円×400株＝5,500円
同じ株主が2025年3月期の中間配当をもらうケースです。仮に前期と同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は変わりません。
なお、スズキは業績の変動によって配当金額も変わります。「1株13.75円」ではないでしょう。
(2)次回、2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日（水）です。配当金がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。
