共立メンテナンスの株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
共立メンテナンスの株式分割の主なポイントについて
2024年2月9日、東証プライム上場の共立メンテナンス(9616)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→2」
・2025年3月期の中間配当から影響あり
・2024年9月優待から新制度
詳細は以下の通りです。
共立メンテナンスの株式分割の詳細について
共立メンテナンスは2024年3月31日を基準日として、「1→2」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価6,000円×100株=(分割後)株価3,000円×200株=資金60万円
株数が2倍に増えても株価が2分の1になるので、投資資金は60万円で変わりません。
2024年3月28日から株価が2分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
共立メンテナンスの配当金への影響について
共立メンテナンスは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
共立メンテナンスの配当金について
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株16円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株28円
・2025年3月期の中間配当(24年9月)・・・1株14円(仮)
2025年3月期の中間配当から分割後の株主が対象になります。2024年3月期の期末配当については、1株28円を予定しています。
分割前100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金28円×100株=2,800円
分割前100株の株主の場合、配当金は2,800円(税込)もらえます。
分割後200株の株主(2025年3月期の中間配当)
配当金14円×200株=2,800円
同じ株主が2025年3月期の中間配当をもらうケースです。仮に同じ配当水準を続けるなら、1株あたりの配当金が減っても株数が増えているので、もらえる金額は変わりません。
ただし、共立メンテナンスは業績の変動によって配当金額も変わります。今後、配当予想の修正が発表されるでしょう。
2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は、3月27日までに買えば間に合います。
共立メンテナンスの株主優待について
(分割後)
(1)対象となる株主、毎年3月31日、9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容(優待割引券)
・100株以上・・・1枚
・400株以上・・・3枚
・1,000株以上・・・8枚
・2,000株以上・・・15枚
・4,000株以上・・・25枚
・1万株以上・・・60枚
(3)株主優待の内容(長期保有株主)3月のみ
・100株以上・・・1枚追加
・400株以上・・・2枚追加
・1,000株以上・・・5枚追加
・2,000株以上・・・10枚追加
・4,000株以上・・・20枚追加
・1万株以上・・・30枚追加
(4)リゾートホテル優待券
・100株以上・・・1枚
・200株以上・・・2枚
・1,000株以上・・・3枚
・2,000株以上・・・10枚
共立メンテナンスの株主優待は、グループ会社運営施設やリゾートホテルで使える割引券と優待券です。毎年3月末と9月末の株主は年2回、優待がもらえます。
3年以上の長期保有株主は、3月末に追加で割引券がもらえます。
2024年3月優待については分割前の株主が対象です。2024年9月優待から新制度が適用されます。分割後100株以上の株主向けに優待が新設されました。
2024年3月優待(分割前)の権利付き最終日は2024年3月27日(水)、9月優待(分割後)の権利付き最終日は2024年9月26日(水)です。優待がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。