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クレハの株式分割と配当金、株主への影響について

クレハの株式分割の主なポイントについて

2023年11月21日、クレラップでおなじみ、東証プライム上場のクレハ(4023)が株式分割を発表しました。

・株式分割は「1→3」
・2024年3月期の期末配当から影響あり

詳細は以下の通りです。

クレハの株式分割の詳細について

クレハは、2023年12月31日を基準日として、「1→3」の株式分割を行います。

現在100株の株主は、株式分割によって300株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。

(分割前)株価9,000円×100株=(分割後)株価3,000円×300株=資金90万円

株数が3倍に増えても、株価が3分の1になるので、投資資金は90万円で変わりません。

2023年12月28日から株価が3分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。

クレハの配当金への影響について

クレハの配当金への影響について

クレハは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。

クレハの配当金について

・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株130円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株43.34円

2024年3月期の期末配当から、分割後の株主が対象になります。分割前で1株130.02円ですから、中間配当とほとんど変わりません。

分割前100株の株主(2024年3月期の中間配当)

配当金130円×100株=13,000円

分割前100株の株主の場合、配当金は13,000円(税込)もらえます。

分割後300株の株主(2024年3月期の期末配当)

配当金43.34円×300株=13,002円

同じ株主が期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が3倍に増えているので、中間配当に比べて2円増額します。

分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)

配当金43.34円×100株=4,334円

分割後に100株買った株主は、配当金が4,334円(税込)もらえます。

次回、2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は3月27日までに買えば間に合います。

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