キッコーマンの株式分割と配当金、株主優待、株主への影響について
キッコーマンの株式分割の主なポイントについて
2023年10月25日、東証プライム上場のキッコーマン(2801)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→5」
・2024年3月期の中間配当から影響あり
・2025年3月期の株主優待から分割後の株主が対象
詳細は以下の通りです。
キッコーマンの株式分割の詳細について
キッコーマンは、2024年3月31日を基準日として、「1→5」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)株価8,000円×100株=(分割後)株価1,600円×500株=資金80万円
株数が5倍に増えても、株価が5分の1になるので、投資資金は80万円で変わりません。
2024年3月28日から株価が5分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28日(木)から分割後の株価です。
キッコーマンの配当金への影響について
キッコーマンは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利がもらえます。
キッコーマンの配当金について
・2024年3月期の中間配当(23年9月)・・・1株34円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・1株35円(予定)
・2025年3月期の中間配当(24年9月)・・・1株6.8円(予想)
2025年3月期の中間配当から、分割後の株主が対象になります。仮に2024年3月期と同じ配当水準であれば、1株6.8円になります。
また、2024年3月期の期末配当については、1株35円を予定しています。
分割前100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金35円×100株=3,500円
分割前100株の株主の場合、配当金は3,500円(税込)もらえます。
分割後500株の株主(2025年3月期の中間配当)
配当金6.8円×500株=3,400円
同じ株主が2025年3月期の中間配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が5倍に増えているので、2024年3月期と変わりません。
2024年3月期の期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。2025年3月期の中間配当の権利付き最終日は2024年9月26日(木)です。配当金がほしい方は、それぞれの権利付き最終日までに買えば間に合います。
キッコーマンの株主優待について
(自社グループ商品)
(1)対象となる株主・・・毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上を1年以上保有する株主
(2)株主優待の内容
・100株以上(1年以上)・・・自社グループ商品1,000円相当
・100株以上(3年以上)・・・自社グループ商品2,000円相当
・1,000株以上(1年以上)・・・自社グループ商品3,000円相当
・1,000株以上(3年以上)・・・5,000円相当のセット(商品、調味料、ワイン等の組み合わせ)
キッコーマンの株主優待は自社グループ商品です。毎年3月末の株主は年1回、優待がもらえます。
次回、2024年3月優待については、分割前の株主が対象になります。ただし、キッコーマンの優待は「継続保有1年以上」の条件付きです。これから買っても間に合いません。
2025年3月優待の内容および条件は未定です。後日発表されます。