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NFCホールディングスの上場廃止と株主の今後について(2022年7月13日廃止)

2022.06.16

2022年6月15日、東証プライム上場の光通信(9435)はNFCホールディングス(7169)の株式売渡請求を行うと発表しました。

・売渡対価1,894円
・2022年7月13日廃止

売渡対価は1,894円、NFCホールディングスは2022年7月13日(水)に上場廃止となります。売買最終日は7月12日(火)です。

NFCホールディングスの株主は保有株が強制的に買い取られて、7月15日以降に「1,894円×株数」の投資資金が戻ってきます。

NFCホールディングスの今後の株価について

日付 株価 前日比
6/15 1,480
6/16 1,780 +300
6/17 1,894 +114

6月16日終値1,780円。前日比300円ストップ高比例配分になりました。1,894円にサヤ寄せしています。

今後も株価が売渡対価まで上昇し、その後は何もなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

6月17日に1,894円に到達するでしょう。

株式売渡請求について

親会社となる企業が90%以上の議決権を持つと、他の株主から残りの株を強制的に買い取ることができます。

子会社の総合生活サービスが持っている株を合わせると、光通信の比率は90%超になります。

そのため、TOB(株式公開買い付け)等の手続きをスルーして、株式売渡請求が行われました。

NFCホールディングスの株主の今後について

NFCホールディングス月足チャート

NFCホールディングス月足チャート

月足チャートです。売渡対価の水準に黄色の線を引いています。

売渡対価を下回る株価で買った株主は含み益、上回る株価で買った株主は含み損の状態です。NFCホールディングスが上場廃止になると、株主の損益も確定します。

おそらく、ほとんどの株主が上場廃止を予想していたでしょうが、値下がりしたタイミングで行われるのは意外だったと思います。復活を期待していた人にとって残念な結果となりました。

株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。

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