タカラバイオのTOBによる上場廃止と配当金、株主への影響について(TOB価格1,150円)
東証プライム上場の宝ホールディングス(2531)は、2026年2月13日(金)、同じく東証プライム上場のタカラバイオ(4974)に対し、株式公開買付け(TOB)を実施すると発表しました。
タカラバイオのTOB(株式公開買付け):完全子会社化による上場廃止
このTOBは、宝ホールディングスがタカラバイオの全株式を取得し、完全子会社化することを目的としています。TOBが成立し、その後の一連の手続きが完了すれば、タカラバイオは上場廃止となる見込みです。
タカラバイオの株主が保有株を売却する方法は、TOBに応募する方法と、株式市場で売却する方法の2つの選択肢があります。
TOBの条件とスケジュール
1. 買付価格(TOB価格):1,150円
2. 買付期間(TOB期間):2026年2月16日(月)から2026年4月6日(月)まで(34営業日)
3. 決済開始日:2026年4月13日(月)
4. 買付予定数(下限):6,927,000株
5. 公開買付代理人:野村證券
6. 配当:2026年3月期の期末配当を無配とする
タカラバイオの株価見通し
TOB発表前(2月13日)の終値は801円でした。TOB価格の1,150円は終値を大幅に上回るため、発表後はTOB価格にサヤ寄せする形で株価が上昇し、上場廃止まで1,150円近辺で推移することが予想されます。
TOBに応募するメリット
タカラバイオのTOBに応募するメリットは、株価の変動を気にせずに、TOB価格の1,150円で株式を売却できることです。
具体的には、タカラバイオの株式を保有している証券会社から、野村證券へ移管し、応募手続きを行う必要があります。
TOBが成立した場合、2026年4月13日以降に買付代金が支払われる予定です。
TOBによる配当への影響
タカラバイオは3月決算企業です。2026年3月期の配当については「無配」とすることが公表されました。
今回のTOB価格(1,150円)は期末配当が行われないことを前提に決定されています。今期の業績は多額の赤字が避けられない見込みのため、TOBの成否にかかわらず、今期の配当を受け取ることはできない見通しです。
タカラバイオのTOBと株主への影響
チャート画像に引かれた黄色の線は、今回のTOB価格1,150円を示しています。この水準より安く購入した株主は含み益、高く購入した株主は含み損となります。タカラバイオの上場廃止が決定すれば、保有株式の売却によって株主の損益が最終的に確定します。
投資家が検討するポイント
(1)含み益がある場合:TOBに応募することで利益を確定できる
(2)資金を早急に確保したい場合:TOBの決済日を待たずに、株式市場で売却できる
(1)TOBに応募するには、原則として、野村證券の口座が必要です。口座がある方は応募手続きをご確認ください。
(2)2月16日(月)と17日(火)はストップ高比例配分となる可能性が高く、市場での売却を希望しても、すぐに売却できない可能性があります。その場合は株価が落ち着く2月18日(水)以降に売却を検討できます。








