札幌臨床検査センターの上場廃止と配当金、株主への影響について(買取価格1,965円、2026年2月16日廃止)
東証スタンダード上場の札幌臨床検査センター(9776)は、2025年11月7日(金)に上場廃止を発表しました。
札幌臨床検査センターの株式非公開化による上場廃止
会社側は、株式併合(スクイーズアウト)の手法を用いて一般株主の保有株をすべて買い取り、札幌臨床検査センターを非公開化することで、上場廃止となる予定です。
買取価格は1株あたり1,965円です。
売買最終日は2026年2月13日(金)、上場廃止日は2月16日(月)となる見込みです。株主への売却代金は2月18日(水)以降に支払われる予定です。
例:100株及び1,000株保有の株主の場合
・ 買取価格1,965円 × 100株=196,500円
・ 買取価格1,965円 × 1,000株=1,965,000円
札幌臨床検査センターの株価見通し
11月7日の終値は1,133円でした。11月10日以降、株価は買取価格(1,965円)に向かって上昇する動きが予想されます。その後、上場廃止まで横ばいが続くと見込まれます。
札幌臨床検査センターの配当について
札幌臨床検査センターは3月決算の企業で、期末に一括で配当を支払います。毎年3月末に期末配当の権利確定日があります。
2026年3月期の期末配当については、同日発表の決算短信で1株あたり23円を予定しています。
しかし、非公開化の手続きにより、期末配当の権利確定日よりも前に株主が確定するため、予定されていた期末配当金23円は支払われないと考えられます。
札幌臨床検査センターの株主の今後について
買取価格が2023年4月の高値である1,347円を上回るため、多くの株主にとって含み益がある状況です。札幌臨床検査センターの上場廃止が決定すれば、株主の損益も最終的に確定します。
この1,965円での買い取りを実施するには、2026年1月13日(火)開催の臨時株主総会で株式併合の議案が承認される必要があります。関心のある方は、株主総会への参加をご検討ください。







