選挙関連銘柄が解散風に振り回される(イムラ、ムサシ)
選挙関連銘柄の株価が急落した理由について
6月15日夕方、岸田首相は今国会での衆議院の解散は考えていないと発言しました。これにより、今まで期待感で買われていた選挙関連銘柄の株価が急落してしまいました。
イムラ日足チャート
6月16日:始値1,101円、高値1,130円、安値1,090円、終値1,106円、出来高21万2000株
東証スタンダード上場のイムラ(3955)です。投資歴の長い方は「イムラ封筒」に慣れているかもしれません。6月16日終値1,106円、前日比115円安(-9.42%)でした。
4月の統一地方選挙で増収増益予想となったイムラ。衆議院議員選挙への期待感で6月7日から動き始めています。
いつもの出来高は数万株だったのに対して、10万株単位に急増しました。
ただ、16日の急落で上がる前の水準に戻り、短期投資家が売却して撤退したようです。
ムサシ日足チャート
6月16日:始値1,734円、高値1,784円、安値1,702円、終値1,725円、出来高55,700株
東証スタンダード上場のムサシ(7521)です。ムサシは選挙システム機材で有名です。6月16日終値1,725円、前日比175円安(-9.21%)でした。
イムラが動き始めたことから、ムサシにも買いが集まりました。株価が上昇したのは8日から、出来高が急増したのは9日からです。
いつもの出来高は数千株だったのに対して、数万株単位に増加しました。
こちらも16日の急落で上がる前の水準に戻り、後場から落ち着いた値動きになっています。
選挙関連銘柄に投資する方法について
選挙関連銘柄は、選挙のスケジュールが決定してから売買すると勝ちやすくなります。上記の統一地方選挙のほか、参議院議員選挙も日程がほぼ決まっているので取引しやすいです。
また、各党の公約の中にもヒントが隠されています。政権与党の公約は実現する可能性が高いので、新しい公約が見つかったら積極的に仕掛けたいです。
なお、事前に買って上がるまで待つ方法は効率が悪いです。株価が動かないときは資金が拘束されますし、出来高が少ない銘柄だと売却するときに苦労します。
株価が動いている銘柄でデイトレしましょう。