広栄化学の株式交換による上場廃止と配当金、株主の影響について(2026年7月30日廃止)
東証プライム上場の住友化学株式会社(4005)は、2026年5月13日(水)後場、東証スタンダード上場の広栄化学株式会社(4367)を株式交換により完全子会社化することを発表しました。
広栄化学の株式交換による上場廃止の概要とスケジュール
広栄化学株式会社は2026年7月30日(木)に上場廃止となる予定です。最終売買日は7月29日(水)です。
株式交換比率は、住友化学の株式1に対して、広栄化学の株式4.91です。上場廃止後、広栄化学の株主には、その保有する普通株式に代わって住友化学の普通株式が割り当てられます。
例えば、広栄化学の株式を100株保有していた場合、住友化学の株式491株が交付されます。この場合、400株が単元株(100株単位)となり、残りの91株が単元未満株として扱われます。
単元未満株の取り扱いについて
単元未満株は、SBI証券やマネックス証券など、単元未満株の売買サービスを提供するネット証券を利用することで売買が可能です。また、単元未満株であっても保有株数に応じて住友化学の配当を受け取れます。
また、住友化学に対して、100株への買増請求や、保有する単元未満株の買取請求を行うことも可能です。
住友化学と広栄化学の株価見通し
2026年5月13日(水)以降、両社の株価は交換比率を織り込むように近づく傾向が見られます。この現象はサヤ寄せと呼ばれます。
2026年5月12日(火)時点で、住友化学の終値は523.4円、広栄化学は2,171円でした。この終値を基準とすると、交換比率(住友化学1:広栄化学4.91)に基づく広栄化学の理論株価(2,569.89円)に対し、実際の株価は398.89円割安であると計算されます。
ただし、市場の変動により、両社の株価は交換比率に沿って上下しながら、徐々にサヤ寄せが進むと予想されます。
サヤ寄せによる株価の調整が終わると、両社の株価は交換比率に基づいた水準で連動するようになります。住友化学の株価の上下は、広栄化学の株価にも同様の影響を及ぼし、この傾向が上場廃止まで続きます。
広栄化学の配当について
広栄化学は3月を決算期としており、配当の基準日は毎年9月末(中間配当)と3月末(期末配当)に設定されています。
2026年3月期の期末配当については、1株あたり50円(年間で80円)に決定しました。配当支払開始予定日は2026年6月9日です。
2027年3月期の配当は、広栄化学が7月30日に上場廃止を予定しているため、中間・期末ともに記載なしとなります。権利確定日までに上場廃止となるため、配当は実施されないでしょう。
株式交換のまとめ
広栄化学の定時株主総会は、株式交換の承認を目的として、2026年6月25日(木)に開催される予定です。株主の方は、この機会に詳細を確認されてはいかがでしょうか。







