ハピネットの株式分割は2025/12/29、配当金、株主優待、株主への影響について
東証プライム上場のハピネット（7552）は、2025年11月13日（木）に株式分割を発表しました。
ハピネットの株式分割の主なポイント
・ 1株が2株に分割され、株価は理論上、分割前の半分に調整される
・ 2025年12月26日（金）が株式分割の権利付き最終日
・ 2025年12月29日（月）が権利落ち日で、分割後の株価で取引開始
・ 2026年3月期の中間配当は分割前の株数、期末配当は分割後の株数に基づき計算される
・ 優待内容は据え置かれるため、必要投資額が半分になり、実質的な拡充となる
株式分割の概要と株価・保有株数の変化
ハピネットは2025年12月31日を基準日として、1株を2株に分割します。
例えば、分割前に100株を保有していた株主は、分割後に200株を保有します。ただし、保有株数が増加する分、株価も調整されるため、理論上は時価評価額に変化はありません。
例：分割前の株価が7,000円の場合
・ 分割前：株価7,000円 × 100株＝700,000円
・ 分割後：株価3,500円 × 200株＝700,000円
株式分割の基準日（12月31日）の2営業日前にあたる2025年12月26日（金）が権利付き最終日で、この日までに株式を購入・保有する必要があります。
翌営業日の2025年12月29日（月）が権利落ち日となり、この日から株価は分割後の水準に調整され、取引が開始されます。
ハピネットの配当について
ハピネットは3月決算の企業であり、配当の権利確定日は毎年9月末（中間配当）と3月末（期末配当）です。
2026年3月期の配当の詳細
・ 中間配当：1株あたり25円（分割前の株数に適用）
・ 期末配当：1株あたり15円（分割後の株数に適用）
2026年3月期の中間配当（9月末権利確定済み）は株式分割前の株数に適用され、1株あたり25円に決定済みです。
期末配当については、株式分割後の株数に基づき、1株あたり15円を予定しています。これは株式分割前に換算すると1株あたり30円に相当します。
期末配当の権利を得るには、権利付き最終日である2026年3月27日（金）までに株式を保有している必要があります。
ハピネットの株主優待について
2025年3月優待（現行制度）
(1)対象となる株主：毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、100株以上を保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 100株以上：カタログギフトから1品選択
・ 500株以上：カタログギフトから2品選択＋こども商品券2,000円分
・ 1,000株以上：カタログギフトから3品選択＋こども商品券5,000円分
ハピネットの株主優待はカタログギフトと商品券です。毎年3月末の株主は年1回、優待を受け取れます。カタログギフトは、おもちゃやゲーム、DVD、ブルーレイディスクの中から希望する商品を選択します。
2026年3月優待（新制度適用）
(1)対象となる株主：毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、分割後100株以上を保有する株主
(2)株主優待の内容
・ 分割後100株以上：カタログギフトから1品選択
・ 分割後500株以上：カタログギフトから2品選択＋こども商品券2,000円分
・ 分割後1,000株以上：カタログギフトから3品選択＋こども商品券5,000円分
2026年3月優待分から新制度が適用され、株式分割後の株主が対象です。
新制度では、従来100株以上だった優待取得の最低単位が、分割後は実質50株相当へと引き下げられました。優待内容に変更がないため、実質的な拡充となり、分割後は約半分の投資金額で優待の権利が得られるようになります。
新制度による2026年3月優待の権利を得るには、権利付き最終日である2026年3月27日（金）までに株式を保有している必要があります。
