カヤバの株式分割は11/29、配当金、株主への影響について
2024年11月11日、東証プライム上場のカヤバ(7242)が株式分割を発表しました。
カヤバの株式分割の主なポイントについて
・株主の保有株数が2倍に増加し、株価が1/2になる
・2025年3月期の期末配当は分割後の株主が対象になる
カヤバの株式分割の詳細について
カヤバは2024年12月2日を基準日として、1株を2株とする株式分割を行います。
現在100株を保有する株主の株数は、株式分割により200株に増加します。ただし、全体の投資金額は変わりません。
分割前の株価が6,000円の場合
・分割前:株価6,000円×100株=60万円
・分割後:株価3,000円×200株=60万円
株数が2倍に増えても株価が1/2になるので、投資金額は60万円で変わりません。
株式分割により、2024年11月29日から株価が1/2になります。28日(木)までが分割前の株価で、29日(金)からは分割後の株価です。
カヤバの配当金への影響について
カヤバは3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利を得ることができます。
カヤバの配当金の詳細について
・2025年3月期の中間配当(2024年9月):1株100円
・2025年3月期の期末配当(2025年3月):1株50円(分割後)
2025年3月期の期末配当から分割後の株主が対象になる予定です。株式分割に合わせて1株50円に修正されました。分割前で1株100円になるので、実質的な変更はありません。
株式分割前で配当金を計算すると、中間配当100円、期末配当100円、年間配当200円です。
分割前に100株を保有する株主(2025年3月期の中間配当について)
配当金100円×100株=10,000円(税込)
分割前の株主は、配当金10,000円を受け取れました。
分割後に200株を保有する株主(2025年3月期の期末配当について)
配当金50円×200株=10,000円(税込)
同じ株主が2025年3月期の期末配当を受け取る場合、1株あたりの配当金が減っても株数が増えるため、受け取る配当金の総額は中間配当と変わりません。
2025年3月期の期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金を受け取りたい方は、3月27日までに株式を購入することで、配当金の権利を得られます。