日本電技の株式分割は12/27、配当金と株主への影響について
2024年11月5日、東証スタンダード上場の日本電技(1723)が株式分割を発表しました。
日本電技の株式分割の主なポイントについて
・株主の保有株が2倍に増加し、株価が1/2になる
・2025年3月期の期末配当は分割後の株主が対象になる
日本電技の株式分割の詳細について
日本電技は2024年12月31日を基準日として、1株を2株とする株式分割を行います。
現在100株を保有する株主は、株式分割によって200株に増加します。ただし、全体の投資金額は変わりません。
分割前の株価が6,000円の場合
・分割前:株価6,000円×100株=60万円
・分割後:株価3,000円×200株=60万円
株数が2倍に増えても株価が1/2になるので、投資金額は60万円のまま変わりません。
株式分割により、2024年12月27日から株価が1/2になります。26日(木)までが分割前の株価、27日(金)から分割後の株価です。
日本電技の株式分割による配当金への影響について
日本電技は3月決算企業です。毎年9月末に中間配当、翌年3月末に期末配当の権利を得ることができます。
日本電技の配当金の詳細について
・2025年3月期の中間配当(2024年9月):1株82円
・2025年3月期の期末配当(2025年3月):1株74円(分割後)
2025年3月期の中間配当は1株82円を予定しています。
2025年3月期の期末配当から分割後の株主が対象になる予定です。株式分割に合わせて1株74円に修正されました。前回予想は1株94円でした。
株式分割前で配当金を計算すると、中間配当82円、期末配当148円、年間配当230円です。
分割前に100株を保有する株主(2025年3月期の中間配当)
配当金82円×100株=8,200円(税込)
分割前に100株を保有する株主は、配当金8,200円を受け取れます。
分割後に200株を保有する株主(2025年3月期の期末配当)
配当金74円×200株=14,800円(税込)
同じ株主が2025年3月期の期末配当を受け取るケースです。1株あたりの配当金が減っても株数が増えるので、中間配当に比べて増額します。
2025年3月期の期末配当の権利付き最終日は2025年3月27日(木)です。配当金が欲しい方は、3月27日までに購入すれば権利を得られます。