日本道路の株式分割と配当金、株主への影響について
日本道路の株式分割の主なポイントについて
2023年7月25日、東証プライム上場の日本道路(1884)が株式分割を発表しました。
・株式分割は「1→5」
・2024年3月期の期末配当から影響あり
・分割前の株主は金額が変わらない
詳細は以下の通りです。
日本道路の株式分割の詳細について
日本道路は、2023年9月30日を基準日として、「1→5」の株式分割を行います。
現在100株の株主は、株式分割によって500株に増加します。ただし、全体の投資資金は変わりません。
(分割前)10,000円×100株=(分割後)2,000円×500株=資金100万円
株数が5倍に増えても、株価が5分の1になるので、投資資金100万円で変わりません。
2023年9月28日から株価が5分の1になります。27日(水)までが分割前の株価、28(木)から分割後の株価です。
日本道路の配当金への影響について
日本道路は3月決算企業で期末一括配当銘柄です。毎年3月に期末配当の権利がもらえます。
日本道路の配当金について
・2023年3月期の期末配当(23年3月)・・・280円
・2024年3月期の期末配当(24年3月)・・・60円(予)
2024年3月期の期末配当(24年3月)から、分割後の株主が対象になります。
分割前100株の株主(2023年3月期の期末配当)
配当金280円×100株=28,000円
分割前100株の株主の場合、配当金は28,000円(税込)でした。
分割後500株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金60円×500株=30,000円
同じ株主が2024年3月期の期末配当をもらうケースです。1株あたりの配当金が5分の1に減っても、株数が5倍に増えるので、配当金は30,000円(税込)になります。
前回予想は1株300円でした。100株をかけると30,000円ですから、株式分割の前後でもらえる金額は変わりません。
分割後100株の株主(2024年3月期の期末配当)
配当金60円×100株=6,000円
分割後の100株買った株主は、6,000円(税込)もらえます。
次回、期末配当の権利付き最終日は2024年3月27日(水)です。配当金がほしい方は権利付き最終日までに買えば間に合います。